AET オーディオケーブル 音質 SIN EVO SCR EVO HIN EVO HCR EVO HCR EVO AET SIN LINE EVO SCR LINE EVO HIN LINE EVO HCR LINE EVO 評価

ほぼ出揃ったAETの新型ケーブルと逸品館で人気のあるAIRBOWのケーブルの一部を聞き比べました。

聞き比べたケーブルは、次の17種類基準ケーブルは省く)です。

RCAケーブル

AIRBOW
MSU−095WE (聞き比べの基準として使用)
MSU−095 Silver

AET
SIN LINE EVO ・ SCR LINE EVO ・ HIN LINE EVO ・ HCR LINE EVO(プリ プロダクト品)

スピーカー ケーブル

BELDEN
8470 (聞き比べの基準として使用)

AET
SIN SP ・ SCR SP ・ SCR SP EVO

HIN SP EVO ・ HCR SP EVO

電源ケーブル

BELDEN
海外製品によく付属している電源ケーブル (聞き比べの基準として使用)

AIRBOW
KDK−OFC2.0

AET

SIN AC ・ SIN AC EVO ・ SCR AC ・ SCR AC EVO

HIN AC EVO ・ HCR AC EVO

2006年に行ったAETケーブルの音質テストはこちら

テストに使ったシステムは、下記の組合せです。


使用CDプレーヤー Bladelius Syn


使用アンプ      Bladelius Tyr


使用スピーカー    VIENNA ACOUSTICS T2G

まず付属品の電源ケーブルと下記のRCAケーブルとスピーカーケーブルを使って音を聞きました。


AIRBOW MSU−095WE


BELDEN 8470 (当社の仕入れ価格から計算すると、¥250/m以内で十分販売可能です。)

音質の比較評価は、「総合」・「低音」・「中音」・「高音」・「広がり(立体感)」・「力強さ(エネルギー感)」・「バランス」の7項目で行いました。
ケーブルの長さは、スピーカーケーブルが1.8m、RCAケーブルが約1.2m、電源ケーブルは1.8mに統一しています。

採点は、付属品を「5」として、感覚的な相対スケールで採点しています。


試聴したソフトは、CDの「ノラ・ジョーンズ」です。

今回の評価は、逸品館代表 清原 裕介とB.AIRのスタッフ二人(プロ・ミュージシャンとミキシング・エンジニア)で行い、公平性を高めるように配慮しましたが、それでも評価はあくまでも上記のシステムによる「相対感覚」によるもので「絶対的」なものではありませんから、点数が高い低いと実際に使ったときの善し悪しには関連がないことがあります。また、使用機器や環境によってケーブルによる音質変化が異なるなどの理由で、このインプレッションの結果と実際にお使いになられた場合の音質が一致しないことがありますので、ご注意下さい。

グラフに加え、各ケーブルの音質インプレッションなども参考にしながら、ケーブルをご検討頂ければ、参考になると思います。

標準セットによる音質

金属的な煌びやかさが感じられるカチッとして芯のある音だが、これはBELDENのスピーカーケーブルの特徴だ。

ベースは、やや膨らんで緩い感じ。

ボーカルのバランスは悪くないが、BELDENのスピーカーケーブルの影響でやはりやや硬質な感じがある。

RCAケーブル

AIRBOW

MSU−095 Silver

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
6 6 6 6 6 6 7

●導体:純銀

●導体構造:単線

●シールド:スズメッキ銅線

●被覆:天然素材

●価格

\28,000(完成品0.95m、税別)

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音質インプレッション:しっとりとした音

音が滑らかになって、雰囲気が出てくる。

ウッドベースは、音が締まって弾むようになる。

金属系の音も出しゃばらなくなって、高域過多のバランスが改善し、全体のまとまりがぐんと良くなる。

ボーカルは、太くなりニュアンスがより細やかに再現される。

曲の流れがスローで余裕が出て、ムードが濃くなる。

HCR EVO (AIRBOW オリジナル プリ・プロダクト品)

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
6 7 5 5 4 7 5

●導体=プレミアム・バージン銅

●導体構成=1,5×2芯(CPW構想)

●絶縁材=高純度フッ素樹脂

●構造=平行配置(2芯)

●シールド=高純度アルミリボン、グラファイト・ファイバー、アモルファス合金

●被覆=非鉛難燃シース(黒)

●外形=7,0mm

●端末=スペシャル・メイドRCAプラグ(OCCピン)

●価格

\27,000(完成品0.8m、税別)

\30,000(完成品1.2m、税別)

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音質インプレッション:パワフルな音

低音がふくよかでパンチがある。

ボーカルは、MSU-095WEに似て滑らかで質感も高い。

音が前に出てわかりやすい音だが、前後方向の音に広がりが浅くなり、音場がやや平面的になりやすい。

AET

HIN−LINE EVO

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
7 7 6 6 6 6 7

●導体=プレミアム・バージン銅

●導体構成=1,5×2芯(SHT構想)

●絶縁材=高純度フッ素樹脂●構造=平行配置(2芯)

●シールド=高純度アルミ・リボン、グラファイト・ファイバー

●被覆=非鉛難燃素材(黒)

●外形=9、0mm

●端末=スペシャル・メイドRCAプラグ(OCCピン)

●価格

\48,000(完成品0.8m、税別)

\54,000(完成品1.2m、税別)

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音質インプレッション:濁りなく繊細に広がる音

音の濁りがなくなって、透明感が大きく向上する。

ボーカルは、ハイビジョンのように細かく滑らかになる。

全体的な音のバランスは、MSU-095WEにすごく似ているが、情報量が多く細かい音が沢山聞こえる感じが強くなる。

美しい音だが、やや端正に聞こえる部分もあり。澄みきった美しい水彩画、もしくはアクリル絵の具で描かれた精密な絵画を見ているようなイメージの音質だ。

SCR−LINE EVO

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
8 7 7 7 6 7 7

●導体=プレミアム・バージン銅

●導体構成=1,5×2芯(SHT構想)

●絶縁材=高純度フッ素樹脂

●構造=平行配置(2芯)

●シールド=高純度アルミ・リボン、グラファイト・ファイバー、アモルファス合金

●被覆=非鉛難燃素材(青)

●外形=9、0mm

●端末=スペシャル・メイドRCAプラグ(OCCピン)

●価格

\72,000(完成品0.8m、税別)

\78,000(完成品1.2m、税別)

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音質インプレッション:繊細で暖かい音

HIN EVOで感じた高い透明感に、さらに質感、中身のつまった感じが伴うようになる。

暖かさも出て来て、ボーカルがぐんとセクシーさを増す。

ウッドベース、ギターは、倍音の伸びが良くなり、色彩感が向上する。美しい音で暖かさもある。澄みきった美しい風景、もしくは空気の澄んだコンサートホールで音楽を聞いているような雰囲気を感じる音だ。

SIN−LINE EVO

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
9 8 8 8 7 8 7

●導体=プレミアム・バージン銅

●導体構成=1,5×2芯(SHT構想)

●導体構造=ミドルサイズMWTコンダクター

●絶縁材=高純度フッ素樹脂

●構造=平行配置(2芯)

●シールド=高純度アルミ・リボン、グラファイト・ファイバー、アモルファス合金

●被覆=非鉛難燃素材(白)

●外形=9、0mm

●端末=スペシャル・メイドXLRプラグ(OCCピン)

●価格

\150,000(完成品0.8m、税別)

\180,000(完成品1.2m、税別)

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音質インプレッション:他を圧倒する最高のサウンド

SCR EVOの音にさらなる細やかさと柔らかさ、色気が出てくる。

デジカメの画素が大きくアップしたような感じ。

バランスや全体的な印象はほとんど変化しないまま、情報量だけが飛躍的に向上する。画像に例えるなら、フルHDの良さが音に出るイメージ。その上、音色の色彩感も十分に濃い。

ただし、最高級品の常で価格が約半分のSCR EVOとくらべると、それが相当素晴らしい音質だったのでコストパフォーマンスが高いかどうかは疑問を感じる。

もちろん、音質改善にコストパーフォーマンスを求めるならこのクラスのケーブルを購入されないだろうから、音に惚れてしまえばそれは問題ではなくなるのも自明だ。

とにかく、いちばん良いものが欲しいと考えているなら、これで決まり、これしかないという音が聞けた。

スピーカー ケーブル

スピーカーケーブルのテストは、RCAケーブルをAIRBOW MSU095/WEに戻して行いました。

テストを開始する前に「耳のリセット」を兼ねてその状態で音を聞きました。解像度やレンジ感などは低下しましたが、SINと比較しても音楽を聞く楽しさや躍動感の伝わりかたは、大きな遜色を感じませんでした。さらに耳の確認のためSINとMSU095/Silverを聞き比べましたが、MSU095/WEにも増してSINとの差を小さく感じました。

スピーカーケーブルの交換は、RCAケーブルよりも変化がずっと大きかったので、グラフのスケールを10→20に変えています。ご注意下さいませ。

AET

 Primary F125

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
9 7 7 8 7 7 7

●導体:国産高純度銅(バージンマテリアル)

●導体構造:撚り線

●シールド:なし

●被覆:調査中

●価格

\600/m(完成品なし、切り売りのみ)

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音質インプレッション:情報量大幅アップ

投入するコストは比較にならない程少ないが、RCAケーブルをAIRBOW MSU-095/WEからAET SIN-EVOに変えたときよりも音が明らかに良くなる。この結果から、BELDEN 8470とAET Primary F125の差が圧倒的なまでに大きいことと、AIRBOW MSU-095/WEが低価格でも音質が非常に優れていることが分かる。

音が滑らかになり、高域のヒステリックな感じが消えて、歪み感が非常に小さくなる。全体的なバランスが素晴らしく、音が自然で体に違和感なくスッと入ってくる。

今回のケーブルの組合せでは、コストパーフォーマンスは、スピーカーケーブルの変更が圧倒的に優れている。

HCR SP EVO

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
9 9 9 9 7 9 6

●導体=プレミアム・バージン銅

●芯線=2,5スケア×4芯(CPW構造)

●構造=4芯平行配置

●絶縁材=高純度フッ素樹脂

●シールド=高純度アルミ・リボン

●被覆=非鉛難燃素材(黒)

●外形=12mm

●端末=UFP HR(ロジウム・プレーテッド)

●価格

\48,000(完成品1.8m、税別)

\54,000(完成品2.7m、税別)

\6,000/m(切り売り)

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音質インプレッション:スタジオライクな音

Primary F125と比べると低域の力感が大幅にアップする。導体容量の大幅な増加が効いているだろう。

解像度感も上がって声が細かくなるが、BELDEN 8470 を F125に変えたときの劇的な変化量から比べると、その変化量は小さく感じられる。

耳に聞こえる音よりも体に感じる音の質感が上がるのが感じられる。

シールド構造に変わったことで、S/N感が向上し背景が静かになり、休符の存在感が大きくなる。

全体的に静かで緻密になり、曲調がスタジオライク(モニター的)な雰囲気に変化する。

HIN SP EVO / 1.8m

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
13 11 10 10 8 10 8

HIN SP EVO / 2.7m

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
13 10 10 10 8 10 9

● 導体=プレミアム・バージン銅

●芯線=2,0スケア×4芯(高密度集合構造)

●構造=4芯平行配置

●絶縁材=高純度フッ素樹脂

●シールド=高純度アルミ・リボン

●被覆=非鉛難燃素材(黒)

●外形=9,0mm

●端末=スペシャル・メイド・フォン・プラグ(DCT処理済み)

●価格

\75,000(完成品1.8m、税別)

\84,000(完成品2.7m、税別)

\9,000/m(切り売り)

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音質インプレッション:暖かくパワーのある音

HCR EVOに交換したことで耳に聞こえる「音」の情報量は増加した。それをHIN EVOに変えると体に感じる「質感」・「雰囲気の良さ」が良くなるのが感じられる。

しっとり感、滑らかさとパワー感がでてきて、やや無機的に感じられた音が有機的になる(血が通った音になる)。

ボーカルも前に出て来て心地よいが、伴奏はそのまま後に定位する。前後方向の立体が増加する。

音楽としての情報量がかなり増加した印象。

1.8mから2.7mに長さを変えると低音の量感が僅かに減るが、音の馴染み混ざり具合が良くなって、雰囲気的には自然さが増した。

SCR SP EVO / 1.8m

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
16.5 12 13 12 12 11 12

●導体:鏡面精度・高密度6N銅

●芯線:2.5スケア×2芯(SHT構造)

●構造:4芯対向配置

●絶縁材:高純度PFA(非カドミウム系)石英ファイバー

●価格

 \96,000(完成品1.8m、税別)

\120,000(完成品2.7m、税別)

\18,000/m(切り売り、税別)

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音質インプレッション:SCRがさらにしなやかに

旧モデルSCRの持ち味はそのままに、さらなる滑らかさと中低音の厚みが加わる。

ノラの声がもっとセクシーになる。清楚だが色気も濃くなる。落ち着いた深みが出てくる。

ベースの音に厚みと柔らかさが出る。

フィルム的な滑らかさに表現力が加わって、旧SINまで密度は高くならないが、相当高いレベルに達している。

重厚感のあるSIN-EVOに対して、SCR-EVOは軽快感が魅力に仕上がっている。

SCR SP / 1.8m

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
15 11 12 11 11 10 10

●導体:鏡面精度高密度6N銅

●芯線:2スケア×2芯(SHT構造)

●構造:4芯対向配置

●絶縁材:高純度フッ素樹脂

●価格

\72,000(完成品1.8m、税別)

\84,000(完成品2.5m、税別)

\12,000/m(切り売り、税別)

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生産完了モデル・在庫限り

音質インプレッション:フィルム的に滑らかな音

HIN SP EVOの良さに、さらなるきめ細やかさと優しさが加わる。

ノラの声がセクシーになるが、色気が勝ちすぎず落ち着いた大人のムードで聞ける。

滑らかな艶が出る。

細かいが、細かさを感じすぎず、フィルム的な滑らかさを感じる音だ。

下位モデルのHIN SP EVOと比べると価格はほとんど変わらないが、これは材料などのコストが高騰する前に作った在庫を販売しているためで、近日EVOにチェンジすると価格は、大幅に上昇する。下位モデルのHIN EVOと同等価格でSCRモデルが買える。チャンスです!

SIN SP / 1.8m

総合 低音 中音 高音 広がり 力強さ バランス
18 12 15 14 12 10 12

●導体:鏡面精度高密度6N銅

●芯線:2スケア×2芯(SHT構造)

●構造:4芯対向配置

●絶縁材:高純度フッ素樹脂

●価格

\240,000(完成品1.8m、税別)

\300,000(完成品2.5m、税別)

\60,000/m(切り売り、税別)

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生産完了モデル・在庫限り

音質インプレッション:文句のない音

SCR SP の素晴らしい持ち味が、さらに一段と拡大する。

ゆとりと余裕が音に出る。

滑らかで艶がある

細かいが、細かさが気にならない。

ファインシルクの滑らかさと艶やかさとファインコットンの暖かさと肌触りの良さが融合したような感じ。

文句なく、今回テストしたスピーカーケーブル中でベスト!

SINも在庫がなくなり次第EVOにモデルチェンジし、価格が大幅に上昇します。次期モデルでは、音質はさらに改善されますが、価格と性能を比べると現行モデルはお買得です!

電源ケーブル

電源ケーブルのテストの前にスピーカーケーブルをBelden 8470に戻しています。

電源ケーブルの交換もRCAケーブルよりも変化が大きかったのでグラフのスケールを10→16に変えていますのでご注意下さいませ。