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B&W 805SD Maserati Edition 限定モデル 音質 評価 比較 試聴 価格 レビュー

 805SD Maserati Edition 日本限定100台 (生産完了)

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805 Signature Diamond Maserati Editionの概要
B&Wがフェラーリ製エンジンを積むイタリアの高級車「Maserati」ブランドの「クアトロポルテ」と「ギブリ」の純正オーディオに採用されました。この2車は日本での販売価格が1000万円を超える超高級車です。B&Wは「Maserati/マセラティー」社へのカーオーディオ採用を記念して、マセラティー社のトレードマークである、「トライデント(三叉の銛)」を刻印したスタンドが付属する、世界限定500セットの記念モデル805SD Maserati Editionを発売しました。このモデルは、100セットがD&Mホールディングズ扱いで日本に入荷する予定です。

 

805SD Maserati Editionは、2012年に発売された「805 Diamond Edition」と同じ純度の高い人工ダイヤモンドのトゥイーターを採用しています。ウーファーやエンクロージャー、ネットワークなどもほぼDiamond Editionに準じますが、Maserati Editionに合わせて細やかにリーチューニングが施されたということです。

気になるその価格ですが、Diamond Editionのほぼ2倍!に相当する「150万円、スタンド付き、税別」という、マセラティーと同じように庶民には手の届きそうにない高額モデルになっています。この価格なら、180万円ペア・税別の「Magico S1」やB&Wでは192万円ペア・税別の「802 Diamond」にまで手が届きます。果たしてそれだけの実力を持っているのか?D&Mから届けられた、805SD Maserati Editionの試聴機をじっくり聞いてみることにしました。

 

805SD Maserati Editionの仕上げは非常に美しく、一目で高級品とわかる品格が備わっています。付属するジャンパー線は、「スペードプラグ−バナナプラグ」と両端にそれぞれ異なるプラグ形状が採用されていますが、このようにすることでスピーカーケーブル端子が「スペードプラグ」でも「バナナプラグ」でも接続が容易です。両端の端子形状が異なると見かけがアンバランスになるためか、市販のジャンパー線ではほとんど見かけない端子処理(以前AIRBOWのジャンパープラグに採用)ですが、外観やデザインにこだわるB&Wが「あえて」そういう気配りをしてきたことはちょっとした驚きでした。

 

この使い勝手の良いジャンパー線だけでなく、805SD Maserati Editionには金属スパイクと、床に傷を付けないソフトスパイクの2種類のスパイクが付属するなど、ユーザーフレンドリーな姿勢が強く感られます。プロユースのスタジオモニターメーカーからスタートしたB&Wですが、企業規模の拡大と共に販売の主軸がコンシューマ(家庭用途)に移り、従来の製品と様々な部分が変わっていたのだと思います。

 

本体とスタンドの側面にはMaserati車の内装に使われるものと同一の優美なサトウカエデの天然木化粧版とブラックレザーが使われていますが、これはマセラティー社とB&W社のパートナーシップを表しています。セットのスピーカースタンドにも本体と同じくMaserati車と同じ磨き上げられた木製ベニヤ仕上げが使われ、スタンド底部にはマセラティのトライデント(三叉の銛)がシルバー光沢仕上げでエンボス加工されています。スタンドに刻まれたこのトライデントは、ボローニャのマッジョーレ広場にある噴水のネプチューン像に基づいて Mario Maseratiがデザインしたそのもので1926年以来のマセラティ社のアイデンティティとして使われてきたものです。

スピーカーターミナルの下には、限定モデルの証として製造番号が刻印されたプレートが取り付けられます。

テストの概要

マニアならこのクラスのスピーカーには、高価なアンプやCDプレーヤーを組み合わせると思います。しかし、今回は価格的にはまったく釣り合わないのを承知でAIRBOWのベースとして試聴を続けていたMarantz SA8005(ノーマル)とAIRBOW PM8005 Studioを選びました。ここから先、今回試聴に使ったCDプレーヤーとアンプの詳しい説明をします。スピーカーの音質や性能を早く知りたいとお考えなら、この文章は飛ばして先にお進みください。

今回試聴に使うCD/SACDプレーヤーMarantz SA8005は、新品からここ2ヶ月くらいほぼ毎日聞いています。AIRBOWブランドのCDプレーヤーとアンプをセットで開発するときには、まずアンプのカスタマイズから始めることにしています。今回のAIRBOW PM8005 Studioの開発では、ノーマルのSA8005を使いましたがこれは異例です。なぜなら、市販のプレーヤーは吊し(なにもしない)の状態ではほとんどの場合、私が音決めに欲する「音の精度」に達していないからです。

オーディオ市場にこれほど多くの製品が存在するのは、中小メーカーでも大メーカーに引けを取らない音質の機器を作れるからです。他の家電品では考えられないことですが、それはオーディオ機器の設計に大メーカーが所持する「コンピューター」や「測定器」が役に立たないからです。最近の工業製品は、開発コストを低減するため「コンピューターによるシミュレーション」が多用されます。シミュレーションによる有限要素法で「試作」の回数を抑えられれば、開発コストは大幅に削減可能です。

しかし、オーディオ機器の設計は「コンピューター」で行えても、その「音決め」は人間しかできません。測定器できない「音質」は、「テスター(音決め担当)」の耳が頼りなのです。つまり、どれほど大きな電機メーカーであったとしても音と音楽をきちんと判断をできる見識を持つ「テスター」がいなければ、良いオーディオ機器は作れず、逆にガレージメーカーであったとしても、「耳の良いテスター」が存在するなら、良い音のオーディオ機器が作れます。昔からそういう「耳の良い人」が生み出すオーディオ機器には、熱烈なファンが存在します。そしてメーカーには、「そのテスターの名前」が冠されるのです。

Marantzも創業時はそういうメーカーでした。しかし、歴史を重ねる毎にオーナーが変わり、現在は創始者とはまったくゆかりのない会社です。しかし、オーディオメーカーの責任を持って「音は耳で決める」と言う伝統を今もしっかり守っています。Marantzの設計責任者、澤田氏が入念に音を聞きながら作り上げた、SA8005はその中でも特に良くできた製品に思います。Marantz柔らかさと優しさ、明るさと懐の深さを持つSA8005は、どんなソフトを聞いても破綻することがなく、バランス良いその音は現行MarantzのCDプレーヤーでベストだと感じるほどです。

今回その相方に選んだのは、PM8005のカスタムモデルAIRBOW PM8005 Studioですが、このモデルはPM8005を一度バラして、調律師がコンサートグランドピアノを調律するのと同じように、パーツを取り替えながら音を整えたモデルです。もちろんMarantz 澤田氏も同様の作業を行っているのですが、使用できるパーツに「制限がない」ことと、TAD Reference1 Mark2を始めとする、総額2500万円を超える各社の最高級スピーカーでヒヤリングテストを行えることがAIRBOWの利点になっています。ショップがチューニングするオーディオ機器の多くが、開発環境やテスターに依存する独自の癖を持つのに対し、AIRBOWの音作りが広く受け入れられているのは、この理想的な開発環境に負うところも大きいと思います。

AIRBOW製品の音決め作業は、パーツを一つずつ変えながら行ってゆくため何よりも根気と集中力が求められます。ノーマルでも相当良くできているSA8005とPM8005をより良くするための作業は、従来よりも時間がかかりました。2ヶ月以上の時間を掛け完璧な「調律」を行ったPM8005 Studioはその甲斐あって素晴らしい音質のプリメインアンプに仕上がったのです。

オーディオ機器のバランスが「極限」まで高まると、組み合わせる製品との相性で音(評価)が大きく変わらなくなります。完璧にチューニングされた機器は、どんなに癖の強い機器と組み合わせても、一聴してすぐに「音が良い」とわかるのです。そのレベルに達するまでチューニングの手を緩めず完成したPM8005 Studioはどんなスピーカーと組み合わせても、確実にそのスピーカーの性能を引き出す力を持っています。実売10万円のCDプレーヤーと20万円のプリメインアンプの組み合わせは、150万円の805SD Maserati Editionに釣り合わないと感じられるかも知れませんが、その音質は十分です。

しかし、Marantz SA8005とAIRBOW PM8005 Studioを805SD Maserati Editionに繋ぎ出てきた音は、高域が硬く、中低域が痩せています。悪くはないのですがエネルギーバランスが偏り、まるで初期のB&Wの様に理が勝ちすぎて情が感じられません。この時Marantzが試聴機に付けて来たジャンパー線が付属品ではない事に気がつき、もしかと思って805SD Maserati Edition付属品のジャンパー線に交換すると、嘘のようにバランスが整い音質が一気に良くなりました。

ジャンパー線でここまで印象が変わることも珍しいのですが、805SD Maserati Editionはまず「付属のジャンパー線」をお使いになることをお薦めします。

今回、805SD Maserati Editionは、付属の専用スタンドと組み合わせました。スタンドとスピーカー本体は、なにも挟まずに乗せただけで、ボルト止めもしていません。スタンドはスパイクなどを付けずにカーペットの上に置いた「ウェルフロートボード」に乗せました。ソースは、iPod Touchに収録した「WAV」ファイルの音源をUSBデジタルでSA8005に入力しています。接続に使ったUSBケーブルは、配線に純銀を使ったaudioquest USB Diamondです。

Marantz SA8005 AIRBOW PM8005 Studio

audioquest USB Diamond/iPod

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B&W 805SD Maserati Edition

 

形式

2Way・バスレフ型

ユニット

高域:25mm ダイアモンド・ドーム
低域:165mm ウォーブン®・ケブラー®コーン

クロスオーバー

4kHz

最大出力音圧

88 dB

インピーダンス

8Ω(最小4.7Ω)

周波数特性

42-33kHz(-6dB)

本体サイズ

W238×H418×D351(mm) / 12.0kg

希望小売価格

1,500,000円(ペア・専用スタンド付き・税別)

生産完了

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音質テスト  

 TITANIC Sound Track ”Never An Absolution”

イントロのリードを使った楽器の音は、「ショーム」だろうと思っていました。しかし、音が長く続くことやこの映画がイギリスのものであると言うことを考えるなら、その楽器は「バグパイプ」と気づくべきでした。それはともかく、805SD Maserati Editionが鳴らす澄み切って鋭い笛の音は、一切のストレスなしに部屋中に立体的に大きく広がります。

通常のB&W Diamond Seriesでは、このような鋭い高音に硬さや僅かな違和感を覚えることがあるのですが、805SD Maserati Editonには一切の違和感がありません。澄み切った音ですが決して冷たくありません。さらに標準モデルのB&W Diamondo Seriesよりも音が有機的で色彩感に富むのは、使われている木材の材質の影響なのでしょうか?温度感も標準モデルよりも、ほんの少し暖かく感じます。

搭載するDiamond振動板ツィーターから放たれる高音は、驚くほどのきめ細かさと、高い明瞭度感、そして非常に高い透明感を持っています。生演奏よりも美しい音で、澄み切った笛の音が部屋中に広がります。定位感はブックシェルフ型スピーカーらしく、とても優れています。スピーカーを適当な場所に設置しているにもかかわらず、部屋中がタイタニックの幻想的な響きで満たされます。

低音はサイズから想像するよりも遙かに深く低く、まるでサブウーファーを使っているのかと錯覚するほどです。しかし、その音の繋がりの精密さや違和感の少なさ(自然さ)は、帯域分割が最小の2Wayのものです。高音/中音/低音のシームレスで自然な繋がりには、舌を巻かされます。テストの概要でご紹介した非常に簡単なCDプレーヤーとアンプ、接続ケーブルしか使っていないにもかかわらず、ハイエンド製品に匹敵する細やかさ、レンジの広さ、圧倒的な立体感(音の広がり)、音楽的な情緒の深さと多彩な表現が繰り出されることに驚きました。

外観だけではなくその音質にも、通常モデルとはひと味違う「オーラ」が感じられます。このスピーカー、侮れません。

 森山直太朗 傑作選 ”さくら(独唱)”

イントロのピアノは、ハンマーの動きが感じ取れるほど細やかではっきり聞こえます。打鍵の強弱や音色の変化が大きく出て、良質のピアノを丁寧に弾いている様子が伝わります。

下手なコンポだと細く神経質でうるさくなりやすい直太朗の声ですが、805SD Maserati Editionでは暖かく感情がこもった音で鳴り、彼のメッセージが真っ直ぐリスナーに向かって来ます。

ボーカルとピアニスト。それぞれがとても丁重に音を出している様子が伝わります。B&Wの多くがともすれば「電気的な増幅器の介在」を感じさせるのに対し、805SD Maserati Editionはそういうよけいな存在感(オーディオ機器の介在感)が皆無で、言葉通り「目の前で直太朗が歌っている」ように聞こえます。

この自然さ、この暖かさ、この表現力は、802 Diamondすら上回り、同じ2Wayの超高級スピーカー Magico Q-1にさえ迫りそうです。

805SD Maserati Editionは、良い意味で癖のないモニター的な音です。

 Mariah "1s" ”Do You Know Where You're Going To (Theme From Mahogany)”

タイタニックでも驚いたのですが、この曲でもイントロ伴奏の低音がしっかりと相当低いところまで聞こえます。

ややかすれたマライヤの声と透き通るような高音が重なって収録されている部分では、2人のボーカリストが歌っているのではと思うほど「高低の声の質感の違い」がきちんと再現されることに驚かされました。

曲が進むと、伴奏に使われる楽器とオーバーダビングで作られるハーモニーの重なりがまるで「ミルフィーユ」のように細やかで、スィートに聞こえることに再び驚かされます。こんな風にこの曲が鳴ったことは過去になく、たった10万円と予価20万円+のアンプで805SD Maserati Editionをならしているとは思えない、驚愕のサウンドでマホガニーのテーマが鳴りました。

 Billy Holiday ”Nice Work If You Can Get It”

iPod タッチを「WAV」音源のランダムにセットしているため、リポートを書いていると意図しない次の曲が鳴り始めます。

通常、B&Wのような現代的なスピーカーと古い録音はマッチしません。鳴り始めたこのディスクの音源は1950年代のモノラルで非常に古いもので、B&Wのような高性能HiFiスピーカーが苦手とするものです。しかし、805SD Maserati Editionは、録音の古さをまったく感じさせず、あたかも最新録音のようにワイドレンジで細かい音でこのディスクを鳴らすのみならず、あたかもビリー・ホリデイが現代に蘇ったかのように新鮮な音でこのディスクを鳴らします!

ボーカルは暖かく表現力に富み、楽器の音も鮮やかです。下手な1000万円オーバーの音楽が鳴らない高級システムよりも遙かにまともで、遙かに音楽的で、それでいて情報量の多いHiFiサウンドでこの曲が鳴りました。

先ほどもMagico S1を引き合いに出しましたが、B&W 805SDはQ-1と同じくらい細かい音で、それを超えるほどの情緒を持ち、血の通う暖かいサウンドでこの曲を見事に蘇らせました。150万円を支払っても、幸せになれるスピーカーです。

 Hilary Hearn Bach Violin Solo

バイオリンを奏でるヒラリーハーンの身体の動きまで見えそうなくらい、細かいくクッキリした音が出ます。バイオリンから直接出る音、反射して戻る音、1弦〜4弦の音色の違い、そういったものが実に明確に再現されます。

マライヤキャリーのボーカルや森山直太朗のボーカルが細く神経質にならずに聞こえたのと同じように、ヒラリーハーンの奏でるバイオリンの音も有機的で暖かく滑らかです。

ぎすぎすしたノイジーな音とは無縁ですが、バイオリンらしい引っかかり感はきちんと出す。何より素晴らしいのは「楽器の色彩感」が濃いことです。この点でいつも聞いている標準品のB&W Diamond Seriesと限定モデルの805SD Maserati Editionはかなりの差が感じられます。

一体B&Wはこのスピーカーにどんな魔法を掛けたのか?分かりませんが、本当に暖かく、真空管アンプで音楽を聞いているような音が出ました。

 ノイマン/チェコフィル 新世界 ”第一楽章”

さすがにこのサイズのブックシェルフですから、交響曲の低い部分まで完全に低音は伸びません。しかし、コントラバスやティンパニーのパートは音量を小さく感じることなく、きちんと主張します。

金管楽器の音が鮮やかで、素早く他の楽器の間を抜けてきます。木管楽器の音は柔らかく、同じ音程を奏でていても金管楽器と木管楽器の音色の違いがきちんと再現されます。弦楽器も同様で、同じ音程が奏でられてもチェロとコントラバスの音が分離して聞き取れます。

楽器の数が多い交響曲を聴くために理想的な「楽器の音色の分解能力」と「繋がりの自然さ」を805SD Maserati Editionは持っています。再生周波数帯域を除いて、今まで聞いたB&Wではベストかも知れません。

本当にどういう魔法を掛けたのか?分からないですが、805SD Maserati Editionはその音質においても、150万円という高額な価格に相応しい能力が与えられています。「Maserati」の名を冠するのに相応しい「高級感」と「情熱」を兼ね備えます。これは、驚くべきスピーカーです。

試聴後感想
初期の(802D時代)Diamond Tweeterは高域が少し重く感じる傾向がありました。またそれが原因で温色が暗く、鉛色に感じることがありました。試聴室導入した初代の802Dは、毎日聞いていると気分が重くなってきたので2ヶ月で他のスピーカーに変えたほどです。2代目の802Dでそれはかなり改善しましたが、まだ私の耳には「ユニットの繋がりの不自然さ/再現される楽器の音色のアンバランス」が感じられました。3代目(現行)のDiamond Seriesになって、スコーカーとツィーターの繋がりの違和感はほぼ完全に解消しましたが、TADやPMC、あるいはMagicoと聞き比べるとまだ完全ではないと分かります。805 Diamond Editionを聞いた時も、まだ若干の違和感を覚えたのですが、805SD Maserati Editionではその違和感が完全に消えています。

その音を聞くまでB&W 805SD Maserati Editionは、富裕層向けの「ただの高価なスピーカー(記念品)」だと思っていました。しかし、音を聞いてみるとB&Wが一体どんな魔法を掛けたのかはわからないのですが、標準品のDiamond Seriesとはまったく別物の素晴らしいサウンドに生まれ変わっていました。こんなに暖かく、ヒューマンな音をB&Wスピーカーで聴けたのは初めてです。その証拠にB&Wが苦手とするモノラル時代の古いジャズ(ビリー・ホリデイ)ですら805SD Maserati Editionは見事に鳴らしました。目の前でビリー・ホリデイが歌っているような暖かい血の通った情緒的な音を聞いていると、Maseratiの故郷であるイタリアメイドのSonusFaber、それも最新モデルではなくフランコセブリンの魂が宿っていた頃のSonusFaberの音が脳裏に浮かびました。

MarantzがそうであるようにSonusFaberもオーナーが変わり、音作りが変わりました。私が好きなのは、初代の製品、MinimaやAmator、あるいはExtremaです。これらのスピーカーのおとは驚くほどスィートで情緒的でした。その後にマイルストーン的な存在として発売された「Guarneri」は、打って変わった硬質な音で戸惑いましたが、しっかりと鳴らし込むことでその音がどんどんと芳醇さを増したのです。

805SD Maserati Editonは、SonusFaber Guarneriのような存在感を持っています。あえてその音を比較するなら、テキスタイルドームツィーターを使うSonusFaber Guarneriの方が、805SD Maserati Editonより高音は柔らかく滑らかです。しかし、Diamondを振動板に採用する最新ハードドーム型ツィーターを搭載する、805SD Maserati EditionはSonusFaberが苦手とする切れ味の良いPOPSやROCKも難なくこなします。そしてこれまでB&Wが持ち得なかった「情熱」が805SD Maserati Editonには備わっています。150万円という価格を805 Seriesの限定モデルと考えると、びっくりするくらい高いのですが。SonusFaber最新 のGuarneriがモデルチェンジを重ねすでに200万円を超えるほど大きく値上がりしていることを考えれば、また805SD Maserati Editionと同じ方向性を持つMagico Q-1が400万円だということを考えれば、805SD Maserati Editionの150万円は、決して高いとは思えないのです。

この試聴の後、逸品館に805SD Maserati Editionの試聴機を導入しました。

今回の試聴と試聴機の設置から、感じた私なりの805SD Maserati Editionを鳴らす「ポイント」をまとめとしてに書きたいと思います。

まず、見かけはチャチな付属ジャンパー線を使ってください。高性能で繊細なスピーカーなので、スピーカーのバランスを損ねやすいバイワイヤー接続には注意が必要です。シングルワイヤー接続の場合、プラスを高域・マイナスを低域に入力すると音のバランスが整います。

ツィーターの保護グリルは、マグネット装着なので簡単に取り外せます。付けた状態だと中低音のバランスに優れ、音も大きく広がります。外すと直接音のエネルギーが強くなり、楽器との距離が近く感じられるようになります。POPSやJazz、Rockな高音に切れ味が欲しい場合には、グリルを外すと良いでしょう。ダイアモンド振動板は割れやく非常に高価なので、音の違いがあまり気にならない場合には安全のためにも付けたままお使いになることをお薦めします。

CDプレーヤーやアンプにお金を掛けなくても805SD Maserati Editionは良い音を聞かせてくれます。個人的には仰々しいプレーヤーやアンプを組み合わせるのではなく、Unison Research Sinfoniaのようなお洒落な真空管プリメインアンプなどと組み合わせ「さりげない高級感」を楽しむのがお洒落なように思います。

イタリアの高級車Maseratiがそうあるように、805SD Maserati Editionは高級品のオーラ溢れる品格を持っています。音楽の分かる大人が使うべき、大人の感性で作られた素晴らしいスピーカーだと思います。150万円は、決して不当な価格ではありません。是非その音を、聞いてみてください。

2014年4月 逸品館代表 清原 裕介

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