ESOTERIC  UX-1 Limited  ・ UX-3SE ・ UZ-1
son of ampzilla 2000
音質評価 テストリポート

ESOTERIC

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UX1LIMITED: 希望小売価格 1,300,000円 (税抜価格)

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フラッグシップモデル「P-01」「D-01」のテクノロジーとノウハウを投入した「X-01」「UX-1」のアップグレードモデルが「X-01 Limited」と「UX-1Limited」です。

「X-01」と「UX-1」の2chオーディオ出力端子部およびデジタル出力端子部に、75Ω伝送を実現し広大な周波数帯域をカバーするドイツWBT社のRCAジャック「nextgen=ネクスジェン」を採用。トップパネルには精密に彫刻されたESOTERICロゴが刻印されています。

UX-1 Limited のアップグレードの内容 (メーカーホームページより抜粋)

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主要な内部配線材に6N純度の銅線を採用し、さらなる音質を追求。
高音質化に欠かせない主要内部配線に高純度6N銅のケーブルを使いピュアさと分解能、テクスチャーを際立たせています。この高純度6N銅ケーブルはESOTERIC「MEXCEL」インターコネクトケーブル、パワーケーブルと同様に三菱電線工業株式会社と株式会社アクロジャパンの協力により共同開発し、P-01/D-01にも採用しています。

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厳選された高品位パーツ、配線材の採用とDAC周辺、出力段の回路構成をグレードアップ。
P-01/D-01のテクノロジーとノウハウを踏襲、DAC部やアナログ出力段の回路構成やコンデンサー、抵抗などの主要部品を再検討しグレードアップ。演奏の空気感、音像、見通し感などのアンビエンス、プレゼンス情報の卓越した再生能力により、自然で深みのある音楽再生を獲得しました。
高音質化に欠かせない主要内部配線に高純度6N銅のケーブルを使いピュアさと分解能、テクスチャーを際立たせています。この高純度6N銅ケーブルはESOTERIC「MEXCEL」インターコネクトケーブル、パワーケーブルと同様に三菱電線工業株式会社と株式会社アクロジャパンの協力により共同開発し、P-01/D-01にも採用しています。

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ドイツWBT社のRCAジャック「nextgen」端子を装備
理想のコンタクトを実現する、WBT nextgenの「WBT-0210Cu」RCAジャックをオーディオ出力端子(L/R)とデジタル出力端子に採用。コールド側に接するプレートを一点での接触によるオープン構造とし、従来のプレートを取り囲む面接触のクローズ構造による信号の反射や渦電流の発生などの悪影響を排除。また、75Ωを保証する高級デジタルケーブルとの組み合わせによるインピーダンス75Ωのデジタル伝送を可能とし、インピーダンスの不一致による信号減衰を抑制しています。
 

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トップパネルにオリジナルバッチを追加
限定生産の証しとして「UX-1Limited」を印すプレート(ゴールド色)をトップパネルに装着。

UX−1 Limited 試聴リポート(仲嶋)

ESOTERICユニバーサルプレーヤーのフラッグシップモデル。
見た目はUX−3SEとそっくりですが、再生してみるとトップモデルの貫禄があります。まず、実在感が違う。UX−3SEでもかなり良い感じでしたが、このUX−1Limitedを聴いてしまうとUX−3SEの音が少し消化不良なのか、と思えてしまう程。
空間の広がりは勿論その中に余裕の様なものまで感じられます。
また、音楽が非常に安定した印象で再現され、ダイナミックレンジが要求される様な場面でも、ゆらぎなく心して聴いていられます。
粒立ちやヌケも良く、エネルギー感もかなり感じられますが、従来からのESOTERICにしばしば感じられた、がさつな印象やソリッドな質感はあまり感じられず、最近新モデルが出る度に洗練度を増してきている様に思います。

UX−1 Limited 試聴リポート(清原)

CDを聴いた印象
従来のUX−1のSACDに近いサウンドがCDでも得られる。高域の透明度が大きく増加すると同時にESOTERICらしい色づけがほとんど出しゃばらなくなっている。
自然で広がり感(立体感)にも富み、我々のイベントでお客様がUX−1に下したマイナス評価がほぼ完全に払拭されているように感じる。
CDの音質だけを聴いても100万円を大きく越える価格を納得できるほど、大幅に音質がグレードアップ&リファインされた。

SACDを聴いた印象
CDとまったく同じ傾向の変化。
50万円前後のCD/SACD専用プレーヤーと比較しても100万円越という価格を納得させるだけの音の良さと表現力を感じる。
演奏者を取り巻く空気の動きまでが手に取るようにわかる?と思えるほど透明で細やかな音質。
演奏者の心の動きを見透かせる?と思えるほど、繊細な表現力が実現している。

DVDオーディオ、DVDビデオを聴いた印象
CD/SACDほどの大きな変化量はないが、透明度、繊細さなど明らかな向上を感じられた。

総合的な印象
もし、UX-1/LTDの存在を知る前に、AIRBOW UX-1/SEを作っていたとしたら、今回聴いたUX-1/LTDのサウンドでもAIRBOWモデルとして売り出していたかも知れない。それほどUX-1が持っていた音の硬さ、平面的な音場、音の冷たさ、表情の乏しさ、といったマイナス面がほぼ完全と言っていいほど払拭されていることに驚かされた。

UX-1のバージョンアップはどうすればよいか?と尋ねられたら「絶対!」という言葉を添えてお薦めしたい。
AIRBOW UX-1/SEとの比較が気になられるだろうと思うが、ESOTERIC UX1/LTD との比較ですら、AIRBOW UX-1/SEが使っているパーツの方が、1桁〜2桁近く高価なものを大量(100個以上)投入しているコストの差が出て、UX-1/LTDの存在を知っても自信を持ってUX-1/SEは販売を続けられる。確実にまだ埋まらない差はあると感じる。

UX−3SE 試聴リポート(仲嶋)

VRDS−NEO搭載のユニバーサルプレーヤー。
UZ−1と比較した時、少し大人しめの印象を受けましたが暫く聴いていると徐々にヌケの良さが出てきて、エネルギー感も増して来ました。少し寝起きの良くないプレーヤーかもしれませんが、10分程経ってからはUZ−1より広々としたゆとりのある空間が広がり音像が立体的に浮かび上がり、リアリティーも強く感じられる様になります。
UZ−1と同じくマルチチャンネル出力がi-LINKのみとなっているのが残念です。

UX−3SE 試聴リポート(清原)

CDを聴いた印象
特に不満はなく、普通に良い感じに聞ける。
UX3との比較では、透明感やクッキリ感が向上したがそのぶん「自然さ?」、「風合いの柔らかさ?」が失われた気がする。
良くなったか?と聞かれれば、そういう意味でYESでもありNOでもある。
よりESOTERICらしさを主張してくる、そんな感じへの変化だった。

SACDを聴いた印象
UX3SEで聞いた記憶がやや希薄(印象に残るような特徴がなかった?)だったせいかも知れないが、自然さや風合いの柔らかさはCDを越え、今回もCDよりは良くなった!という印象はあるが、特に大きな感銘は受けなかったというのが正直なところ。

DVDオーディオを聴いた印象
DV−50Sの時からそう思うのだが、ESOTERICで聴くのはDVDオーディオがいちばん良い!
下手なSACDプレーヤーは足元にも及ばないほど、音が細やかで空気感、立体感が細かいところまで出る。高域の強調感も消え、非常にナチュラル&ニュートラルな音で自然と音楽が心に入ってくる。
この音質が、CD/SACDでも実現出来ていたら・・・。すごかったのに。

DVDビデオを聴いた印象
映画の音やDVDビデオ(サラウンド)の音は、UX3SEの音質がよりクリアーになったことで向上し好印象を受けた。
役者の台詞の定位がハッキリし口元の動きまでわかるような、シャープな定位が実現し、動き回るものの方向性がハッキリすると共に、移動量が大きくなっている。(空間の広がり大きくなった)

総合的な印象
UX3はSEになって、よりESOTERICらしい明解でクッキリした方向へと変化し、
ピュアオーディオよりもAVユースに対応する音質傾向が強くなったように感じられた。
UX3からSEへのバージョンアップは、質感が高まると言うよりは傾向の変化という面が大きいので、双方の音質を確認してから行う方が良いと感じる。

UZ−1 試聴リポート(仲嶋)

無骨なデザインが印象的だったESOTERICから、ヨーロピアンデザインのユニバーサルプレーヤーが発売されました。
メカにはVRDSではない一般的な構造のものが採用され従来のガッチリとした音質がどこまで再現されるのか気になっていましたが、予想に反してしっかりとした曖昧さのない音質でヌケの良さもあり響きも感じられるので雑な印象がなく質感の高さを維持しつつも非常に聴きやすく仕上がっています。
造りに安っぽさはなく細部まできちんと作り込まれています。マルチチャンネル出力がi-LINKのみなのが気になります。

SON OF AMPZILLA

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¥550,000(税別)

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主な特徴(メーカーホームページより抜粋)

James Bongiornoによる第三のSST社(Spread Spectrum Tech. Inc.)は、Ampzilla2000に続き、全く新しいアンプ・シリーズ「Son of Ampzilla2000」を発表しました。従来のサン・オブ・アンプジラに比べ、新しいサンは「SAE-GAS」と呼ばれるオリジナル設計構想の第三世代を採用しています。

  1. 入力から出力まで完全なバランス構成、フォア・クォドラント差動プッシュプル・フィードバック回路によりスピーカーの±両サイドを制御しています。

  2. 新Son of Ampzilla2000はオリジナルと違って全ての信号回路がサーボ・コントロールになっています。

  3. パワーサプライの容量は旧Son of Ampzillaの3倍です。本機のパワートランスは、それぞれの回路/チャンネルに完全に独立した巻線でパワーサプライし、計2000VAを示します。

  4.  独自開発したグランド/アース処理は完全なグランド・ループ除去を保証、ワイドバンド・ノイズも地上のいかなるアンプもなし得ないほど極めて低い値を実現。
    定格出力時(80kHzフィルタ)のワイドバンド・ノイズは20μv以下です。これは入力ステージで1/2 μvに相当し、存在する全てのフォノステージ入力よりも低い値を示しています。多くのユーザーのリスニングは比較的低い出力レベルで行われるため、ノイズのモジュレーションは極めて重要な要素です。

  5. バランスもしくはアンバランス入力を自動選択するオート・スイッチングを採用、入力をシングルエンドに変えるバランス・コンバータを削除しました。

本機の回路設計は、風変わりな新しい回路を採用せず、従来の設計の細部を更に洗練させました。製品仕様のスペックは必ずしも音響特性に関連しないため、我々はこれらの表示を省きました。無論、最も優れたアンプとしての低歪率、広帯域、そしてフラットな周波特性を示します。
出力は100ワット/チャンネルで1/2 ohm以上のいかなる負荷をも駆動させることが可能です。妥協せずに管球とソリッドステートの優れた音響特性を合成した「TUBISTOR」ともいえるこの新しいアンプは優れたチューブ・アンプの特性を彷彿させる滑らかな歪み特性を示し、荒々しさがなく滑らか、曖昧さもなく細やか、濁りのないソリッドなローエンドを実現。膨大なパワーを必要としないユーザーには、この新Son of Ampzillaこそベストセレクションです。

背面にある入力端子は、ノイトリック製 RCAプラグを使うための変換アダプタ 変換アダプターを装着したところ

主な仕様

■定格出力:Stereo 100W+100W(8Ω/20Hz〜20kHz)
■入力インピーダンス:33kΩ/100W/8Ω、バランス/アンバランス
■周波数特性:8Ω/20Hz〜20kHz(±0.2dB以内)
■定格出力帯域幅:20〜20kHz
■SN比(A加重):-120dB以下(フルパワー時)
■全高調波歪率/混変調歪率:0.05%以下(4〜16Ω/20Hz〜20kHz)
■ダンピングファクター:250以上(20Hz)
■入力端子:バランスXLRもしくはモノフォーン・ジャック
 バランスとアンバランス信号を自動切替(フォーンジャック-RCAピン変換プラグ付属)
■電源:100V(50/60Hz)、10A(UL/CSA規格)
■プロテクション:サーキットブレーカー付パワースイッチ、
 インジケータ付4DCパワーサプライフューズ、ピーククリップインジケータLED、サーマルLED
■シャーシ:#14ゲージスチール、パウダーコート仕上
■外形寸法:267W×206H(パネルH/182)×400(端子含む)Dmm
■重量:23.8kg
■価格:550,000円(税別)

試聴リポート(仲嶋)

2000年に衝撃の復活を果たしたAMPZILLA。復活1作目のAMPZILLA 2000(モノラルアンプ)のステレオ仕様。
低音域に厚みがあり、全体に安定感を感じさせる音質となっています。
音色的にも不自然さが感じられず、ナチュラルな印象です。
非常に自然なのでパッと聴いて印象に残りにくい感じがするのですが、逆にそれ程癖っぽさを感じませんでした。
昔のAMPZILLAを知る方には勢いの強さやヌケの良さ、歯切れの良いダイナミックな音でないのが残念に思われるかも知れませんが、質感の高さ、ニュアンスの再現性など、確実に進化していると思います。
また、派手に思っていたフロントパネルの青色も実際に目の前で見るといやらしさがなく精悍でかっこよく見えたのが意外でした。

試聴リポート(清原)

最近お薦めのセパレートアンプが見つからない。それは、私が価格に見合う音質や外観を気に入った製品がないからだ。幸い、プリアンプはTRIGONのSNOW−WHITEという面白い製品を見つけることが出来た。しかし、パワーアンプのポジションは、いまだに空白だ。インターナショナルオーディオショウをはじめとする様々な式典に出かけて新製品を聴いては見るのだが、なかなかピンと来る商品がない。

50万円台と海外製品にしてはリーズナブル?な価格のAMPZILAAを聞く機会があったので3種類のスピーカーと組み合わせてテストしてみた。

 

試聴室:3号館(リビング、コンサートルーム)

プレーヤー:AIRBOW UX−1 Supreme Emotion

プリアンプ:AIRBOW UC80 Special

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AIRBOW IMAGE11/KAI-S
中高域の透明度が非常に高く、細やかな音の分離が素晴らしい。
低音の力感や量感も十分で、高価なパワーアンプらしい質の高さを感じることができる。
音調は、FMアコースティックとゴールドムンドの良いとこどりといった感じで透明だけどゴールドムンドほど単調ではなく、艶があるけどFMアコースティックほど濃くないという感じで非常に感銘を受けた。
相性は100点満点!

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Sonus−Faber GRAND PIANO DOMUS
IMAGE11/KAI−Sで気に入っていたところはどこに行ってしまったの?という感じ。
全帯域で癖がなく、嫌な音はしないが、あんなに美しいと思った透明度や中低域の締まりの良さがなくなってしまい、なんだか普通の音になってしまった。
パワーアンプがスピーカーで音色が変わることはあるけれど、これほど大きな変化は初めてだ。
相性は、残念ながら60点で悪い。

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VIENNA−ACOUSTICS T3G
GRAND PIANO DOMUSで落胆した分、T3Gなら!という期待感があったが、期待に違わず良い音を聞かせてくれた。
透明度は十分に高いが、IMAGE11/KAI−Sで感じた驚くべき透明感!までは至らない。
中域には、IMAGE11/KAI−Sでは感じられなかった艶がほのかに乗る。
中低音の締まりや力感は、十分でパワーアンプとしての実力を垣間見せる。
相性は、80点で平均的。

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全体評価
単体パワーアンプとしては、仕上げの質感は納得できるレベル。
販売価格の¥550,000(税別)を念頭に置けば、IMAGE11/KAI−Sとの組合せでは、価格の倍?くらいの音質を聞かせてくれたが、T3Gでは価格なり、GRAND PIANO DOMUSでは、失格?と組み合わせるスピーカーによってかなりアンプの印象が変わる。
ツボにハマれば、驚くほどいい音を出すが、どうもスピーカーを選ぶ傾向が強いようだ。
もし、このアンプが鳴らしたIMAGE11/KAIS−の素晴らしいサウンドがもっと多くのスピーカーで実現するなら・・・。上級モデルのアンプジラ2000を聞いてみたくなった。(アンプジラ2000の試聴リポートを読む

2006年3月

 

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