SONY DHR−FX1の画質テスト

HDR-FX1発売に伴い、既発売のGR-HD1やDCR-VX2000との違いを 確認するため簡単なテストを実施致しました。

撮影は、ハイビジョンモード・DVモードにてそれぞれ撮影を行い画質を比較しています。

今回、写真ではわかりにくいところもございますが、オリジナルのまま掲載しております。

カメラの設定
フルオートでNDフィルターの 指定がある場合はカメラの設定に従い撮影。
 (HDR-FX1・DCR-VX2000は、ND2に設定 GR-HD1は、ND機能なし)
画面モード
ハイビジョンカメラは16:9モード。 DCR-VX2000は、4:3モードで撮影。

  ハイビジョンモード DVモード

よく街で見かける自動販売機

撮影のタイミングで光線が変わり色の出方が変化していますが それぞれ良好な発色をしています。
ハイビジョンカメラは両機種共、 現場で実際に見ている時よりも「写りすぎ」により細部の汚れなどが見えすぎて気になります。

FX1
HD1
VX2000  
逸品館近くの高層ホテルを被写体に、ワイドとテレを比較

ハイビジョンは、シャープで解像度も高いですがDCR-VX2000も良好な画質を保っています。
HDR-FX1は、デジタルズーム機能が無くなりました。
間違ってデジタルズームを使ってしまい画質を悪くしてしまったりするより初めから無いので安心です。

FX1

ワイド

HD1

ワイド

VX2000

ワイド

 
FX1

テレ

HD1

テレ

VX2000

テレ

 
住宅公園前の歩道

ハイビジョンカメラは手前の被写体より奥の被写体が気になります。
太陽光の条件が良かった為、それぞれのカメラでかなり良く写りました。
写真では判りにくいですが、実際に再生画を見るとHDR-FX1の映像はノイズが極端に少なく、非常にきれいに見えます。

FX1
HD1
VX2000  

HDモードで撮影時の解像度はHDR-FX1・GR-HD1共に 充分な解像度が得られており、細部の再現性も不満はありません。

写真では解りませんがHDR-FX1は、動く物を 撮影したときも不安定感は無く安定しています。 見た目の印象に近く、もしくはよりきれいに撮影出来ます。

今回最終的にワイドで比較したのでかなり不利な条件のはずですが、従来のテレビで見た場合はDCR-VX2000もかなりきれいな映像を見せてくれます。予想以上の大健闘でした。(4:3ではもう少しシャープです)

先行発売されているVICTOR GR-HD1は、サンプリングが1秒間30コマのために(HDR-FX1は60コマ)色の表現と動きのある被写体に対しては、コマ落ちのような「パラパラ感」が感じられますが、明らかにハイビジョンを意識させる高い解像度で、ハッとする表現力を感じさせてくれました。

対する後発のHDR-FX1は遅れてきただけのことはあり、ハイビジョン然とした解像度を欲張る映像ではなく「バランスの取れた柔らかい表現に到達」するレベルに煮詰められています。

ハイビジョンよりもスペックでは遙かに劣るDV専用のDCR-VX2000ですが、大画面で映してもかなりきれいで普通のサイズのTVで観るならこれで十分です。しかし、40インチを超える大画面やプロジェクターを使った「映写会」では、ハイビジョンの高精細度は、圧倒的に大きな魅力を持っています。

手にしたときは、これは大きいと思ったFX1ですが、DVのソフトフォーカス気味のボケ味のある柔らかさでは無く、ピントのびしっとあった細かい画質でありながら眼に柔らかいハイビジョンの映像を見ると、その大きさや重さを忘れてしまいます。

別の機会にHDR-FX1で紅葉等を撮影しましたが、条件さえ整えば配信されているBSや地上デジタル放送の画質を上回るクオリティで撮影できると確信しました。

操作性もまったく問題はなく、オートで気軽に撮るだけのビギナーから、マニュアルでフルに使いこなすプロフェッショまで、使い手や使い方を選ばず常に一定以上の高画質で撮影が可能です。

もし、一つだけ問題を指摘するとすれば、ハイビジョン撮影時には、ピントに注意して下さい。DVでは気にならない「ボケ」が、ハッキリと見えてしまい、それがとても気になることがあります。
そのためハイビジョン撮影時には、DV撮影時よりも フォーカスをシビアに合わせて下さい。特にマニュアル撮影時は、気遣いが必要です。画角を広く意識し、どこにフォーカスを合わせるかを常に考えながら画作りして下さい。

DV方式が登場したときに「TV放送のクオリティを個人で手軽に撮影できる時代になった」と思ったのが、早くも「デジタルハイビジョンのクオリティで撮影できるカメラが登場」したのは嬉しい驚きです。

HDR-FX1は、毎年新製品が登場して価値が落ちる機器ではなく、名機DCR-VX1000のように長く色あせることはない、エポックメイキングな製品になる予感がします。

リポート掲載日:2004年11月27日(ビデオ担当:古谷)

 

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