SANYO LP−Z3 と LP−Z2 の画質比較テスト
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逸品館お薦めの高画質・液晶プロジェクター、SANYO LP−Z2がマイナーチェンジして、LP−Z3に進化しました。
今回のマイナーチェンジの改良点は「画像処理回路の高画質化」に重点がおかれています。
画像処理回路の出来不出来が、プロジェクターをはじめプラズマTVや大画面液晶TVなど、ハイビジョンに対応する高精細度ディスプレイの画質に大きく影響するのは、ファロージャーなどの高画質ラインダブラーの存在を指摘するまでもなく「高画質」を目差す専門店やマニアの間では周知でした。
遅まきながら、やっとそれが「画質のキーポイント」だとメーカー側も認識したのか、最近はいたずらに「画素数」を誇示するのではなく、「画像処理回路が高画質である」というカタログコピーがトレンド(流行)になりつつあります。
今回LP−Z3が採用した画像処理回路は「フル10Bit」を謳っています。従来の回路は8Bitでしたから「2Bitの画質向上」が期待できます。2Bitというと「なんだ少しじゃないか!」と消費者には伝わってしまうので、この「2bitの向上」を次のように言い換えて、メーカーはユーザーに訴求するわけです。
今回LP−Z3に採用された「リアル10ビットデジタル映像処理回路」とは、A/D変換、スケーラー、ガンマ補正など映像信号をすべて10ビット(2の10乗)でデジタル処理する「リアル10ビットデジタル映像処理回路」が搭載されています。
目に見える「画像」は、RGBの各色(各ピクセル)が混ざって発色しますから、「色彩/色彩階調」はRGBそれぞれの信号に対し「10Bit」、つまり10Bitの3乗(R×G×B)=「約10億7000万色(RGB×10Bit/1024階調)が理論乗の色彩階調分解能になります。
従来は、RGBの各信号に対し「8Bit/256階調」の分解能でしたから、色彩・階調は256の3乗=「約1800万色」でした。8Bitから10Bitというと僅かな感じですが、1800万色が10億7000万色になったと言えば、ものすごく良くなったような気がします。
でも、それは違います。これはあくまでも「理論値」は「理論値」であり、「パネルの自体の表示限界(パネル自体の分解能力)」や「回路損失」などにより、必ずしも「カタログと同じ色分解能」が得られるわけではありません。
例えば、この約11億色を実際に表示するためには「1024の階調」をきちんと表示できる「RGBの素子」が必要ですし、その素子をきちんと駆動するための「電子回路」・「応答性の良い電源回路」などが準備されていなければなりません。しかし、残念ながら市販の製品は「理想的に動作するための環境が不十分」なため、実際にはその性能を発揮していません。だからこそ、電源ケーブルや信号ケーブル、あるいはインシュレーターなどで画質が大きく変化するのです。
最近、某社のプラズマTVの宣伝などで良く「何億何十万色」と謳われているのが目に付きます。しかし、これも「画像処理回路の理論上の色分解能を誇示している」だけで、実際とは異なります。カタログの数値と実際の見た目が一致しないこれらの広告は、明らかな「過大広告」で消費者を馬鹿にしていますし、TVなどのカタログで「画像ははめ込みです」と注釈されていますが、実際よりも遙かに美しい画像をはめ込んで(印刷の見栄えの関係もありますが)「こんなに良いんです!」って酷くないですか?少なくとも大メーカーがそれをやっていいとは思いません。
話がそれましたが、LP−Z3に使用されている液晶パネルやランプなどは、LP−Z2とほぼ同じです。映りの違いは、あくまでも回路の違いです。
では、実際の画質(実写画像)を比べてみましょう。
