逸品館メルマガ バックナンバー 057

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逸品館ショッピングカートメルマガ 2007.10.23
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10月もいよいよ終わりに近づき、11月〜12月、あっといういう間にお正月。お盆を過ぎると時間が年々加速されて、あっという間に年末まで突っ走る気がします。

18日に心斎橋クワトロで行われた「エゴ・ラッピン」のボーカル「中納良恵(最近、爽健美茶のコマーシャルソングを歌っています)」さん「ライブ」に行きました。エゴ・ラッピンは、オーディオ製品のテスト(http://www.ippinkan.com/test_menu.htm)でよく使っている私のお気に入りのアーチストです。今回のライブは、エゴ・ラッピンではなく、彼女の初ソロアルバム「ソレイユ(http://www.nakanoyoshie.com/news/index.htm)」に反った内容でした。

過去にも何度かJ−POPのライブには行きましたが、ほとんどは大阪ドームなどの超巨大な会場ばかり。規模が大きく、音楽を聞くと言うよりはステージを見るといった感じが強く、その音質をいつも聞いている「音」と比較するのは、あきらかに無理がありました。しかし、今回のライブは、規模も小さく(立ち見700〜800人程度で満員)ステージまでの距離も近いので自分がいつも聞いている「音」と生ライブはどんな風に違うのだろう?という興味を満たせると考えて事前にソレイユを購入し、耳にたこができるほど何回も聞き準備をしていました。

ライブが始まった瞬間!「音がデカい」!ベースギターの音が風圧となって体に伝わります。恐ろしいパワーです。家庭では、絶対にこんなに大きな音は出すことはできません。ハイパワーのPAを使ったコンサートならではの大音量です。

演奏は、彼女が歌い、それを彼女自身がフットスイッチを使いながらその場でサンプリング(録音)し、すぐに「それ」を再生しながら彼女が歌うことを数回繰り返し、一人多重コーラスを構成することから始まりました。この演出は、久しぶりにライブを見た私の目には、なかなか新鮮に映りました。4〜5重に声が重なって、エネルギーがピークに達した瞬間、音を止め、一瞬の静寂の後に一斉に楽器が鳴り始めて約1時間半のライブが始まりました。

音の大きさに慣れてくると、徐々に「音の粗さ」と「色彩感の薄さ」が気になり出しました。3号館で聞くオーディオの音は、ライブに比べると繊細でもっとデリケートです。しかし、ライブの熱気と彼女のパワーの凄さに押され、クワトロには椅子席がなく仕事が終わってから約2時間の立ちっぱなしは、いささか堪えましたが、その疲れを補って余りある「エネルギー」を彼女のボーカルから受け取ることができました。

彼女の歌声を「生」で聞きたいとお考えになられたら!11月15日(木曜)に行われるエゴ・ラッピンのライブ(大阪「なんばHatch」で19時から)に参加してください!チケットは、すでに発売されています。お早めにお問い合わせ下さい。

久しぶりに出かけたライブで感じたのは、生ライブとCDは、全く違うものである!という当たり前の事実です。家庭で聞くCDと、圧倒的に違うのが「音量」です。音楽のエネルギー感は、音量に比例します。耳が聞き取れる限界の大音量を使うことで、表現力も大きくできるからです。

音量を数字に置き換えてお話しすると次のような感じです。0(最小)〜100(最大)の音量で取り出せるパワーを100だとします。音が大きくなって行く最小のステップを「1」とすれば、この音量で100段階の表現のステップがあると言うことになります。この音楽を家庭で聞いた場合、音量は生ライブの1/10程度も出せれば最高です。そうすると音量は0〜10と言うことになり、表現のステップが1のままだと表現の段階も10になってしまいます。しかし、表現の段階を0.1刻みと考えればどうでしょう?0〜10の音量の間でも100段階の表現のステップを持つことができます。つまり、生ライブでは「表現力」
は「表現のきめ細やかさ(1段階の細かさ)」ではなく、音量に依存し、家庭での「表現力」は、音量ではなく「表現のきめ細やかさ=音の質の緻密さ」に依ると言うことになるのです。

このように、ライブでは「音量」。家庭では「質」。この取り出したい音の違いにより、生ライブとCD(スタジオ録音)では、同じミュージシャンでも音楽の作り方が大きく異なって当然です。さらに生ライブでの音は「一瞬の感動の共有が目的」で、音は二度と戻らないのに対して、CDは「時間を超えた感動の共有が目的」で音は何度でも聞き直せます。このように生ライブとCDでは、音量や表現だけではなく、繰り返し聞けるという部分も絶対的に違うので、両者を並べて比べることは無意味だと言うことがわかるはずです。

以前、生演奏とオーディオの違いについて菅野沖彦氏の著書/新・レコード演奏家論から「舞台と映画を比べる人はいない」という言葉を引用したことがありましたが、今回のライブでそれを実感として感じました。原寸大の舞台で生きた人間が演じる「舞台」とスクリーンやTVという閉ざされた空間に映し出される「映画」。それをイコールと捉え比べることがナンセンスであるように、生ライブとCDを比べることにも全く意味は無いと断言します。それぞれは、全く異なるメディアであり、全く異なる楽しみ方があると言うことです。

ライブハウスのサイズが違うと使われる音(音量やスピーカーの数)が全く変わってくるように、家庭でも許される音量や部屋の大きさが変わると、使うべきオーディオ装置を積極的に変えることが大切です。あなたの音は、あなただけの物で誰にもマネはできないのです。だからこそ、あなただけの音を作るためにオーディオ製品やオーディオ・アクセサリーは、あんなにも数が多く用意されているのです。

その中からお客様にとって最適な製品をお選びすること。それが、専門店としての役割です。今年の冬にこれから、オーディオセットの買い換え、買い増し、アクセサリーの検討をなさろうとお考えなら、お気軽に逸品館にアドバイスをお求め下さい。そして、その時には、現在お使いの機器、よくお聞きになるソフトの種類、リスニングルームの環境などをできるだけ詳しくお教え下さい。お客様のご期待に添える製品をお選びできるよう、最新製品の情報も含め主要な製品については、常に独自の研究を怠らないようにしておきます。

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