逸品館メルマガ バックナンバー 149

先週からバンクーバー冬季オリンピックが始まりました。このオリンピックでは「国母選手」の腰パン問題が気になっています。個人的には、だらしない恰好を嫌うので当初は「おしかりを受けて当然」だと思ったのですが、その後のメディアでの捉え方を見ると、行き過ぎた「弱い者虐め」にしか思えず彼に心から同情しています。


責任を問うなら「国母選手」だけではなく、コーチや団体における指導者のほうが罪が重いはずです。年長者なら、事前にバッシングを受けないように配慮するのが当然の義務だからです。それなのに国母選手を守るどころか、自分の保身しか考えていないように見えるのはなぜでしょう?


国母選手の人格をまったく無視して「カメラが切り取った状況」だけから彼を判断し、軽率な「バッシング」を増長させているのはマスコミだけではありません。そういう心ない行為のすべてに、抑えがたいほどの怒りを感じます。

マスコミの「近眼記事」とそれに乗っかる「愉快犯」の増長は、最近始まったものではありませんが、世の中のストレスに比例してどんどん酷くなっているように思います。一人のオリンピック代表選手へのバッシングならまだしも、国会の討論でも「政党」や「政治家個人」へのバッシングを繰り返すばかりで、「どうすれば良くなるか?」を誰も真剣に考えようとしないのはどうしたことでしょう?こんな政治家をのさばらせたままにして置くから、国が衰退するのです。

本当にバッシングされるべきは、先を考えられない、実行力を伴わない政党や政治家だけではなく、国民に「そんな馬鹿げた報道ばかり」を繰り返す、マスコミだと思います。いつから日本はこんな「浅はかな報道」が蔓延る国になったのでしょう?「声の大きいクレーマーの意見だけ」がクローズアップされ、それがTVや新聞などメジャーなメディア、インターネットで「画一的に増殖」すれば、どんな善も悪になり、どんな悪も善にすり替えられてしまう、本当に恐ろしい世の中です。

国母選手が出場する競技は17日(日本時間18日)に予選と決勝が行われます。地元紙バンクーバー・サンの競技の事前予想では、2位銀メダル候補に名前が挙がる国母選手がどのような成績を残すのか?もし、彼が金メダルでも獲得すればマスコミは間違いなく無責任な自らの報道姿勢を省みることすらせず、「掌を返した」報道を行うことでしょう。

さて前号のメルマガで香港−中国へ視察旅行に行ったお話をしました。そして大変大きなパワーを貰えたこともお伝えできたと思います。早くもそのパワーは若干失われつつありますが、その原因は明らかです。中国(深セン)で100人の人に囲まれていたときには、「100個の夢」が伝わってきました。それが日本で100人の人に囲まれたら「100個の不安」が伝わってくるのです。この「環境の違い」が私たちのテンションに大きく影響しています。


今の日本に必要なのは「明るいニュース」です。下らない個人攻撃ではありません。下らない、つまらない、浅はかだ・・・、と言ってもまだマスコミには世間、日本を動かす力があるのです。オリンピックをその切っ掛けとして、すべての日本人が悔いない人生を戦えるような、力のあるニュースを是非流して欲しいと願うばかりです。

P.S.
バレンタインでもらったチョコへのお返しについて、逸品館女子部にアドバイスを頂くべくブログの製作を依頼しました。ホワイトデーのお返しにお悩みなら?今後、彼女たちが掲載する逸品館ブログをお見逃し無く!
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