逸品館メルマガ バックナンバー 163

先週は、毎年恒例の社員旅行に三重県賢島「合歓の郷」に行って参りました。合歓の郷で過ごす数日間に感じるのは、時間の経過がゆっくりになったような、のんびりリラックスした空気の濃さです。それは緑が多いせいなのか、人が少ないせいなのか、笑顔が多いからなのか?よくわかりませんが、豊かな自然と触れながらゆったりとした時間を過ごすとストレスが消えて心がリセットされ、目に見えるものすべてが新鮮に感じられます。

社員みんなが「癒し」を感じる合歓の郷周辺は、特別な自然の力を感じられるほど素敵な場所です。その「特別な場所」には、高速道路が完備されたおかげで大阪からは3時間ほどのドライブで到着するのが魅力ですが、残念なことに帰りもたった3時間で大阪に付いてしまいます。帰りの道中、大阪に近づくほどに土が減ってコンクリートが増え、新緑の緑で生き生きしていた山々の色が排気ガスで汚れたくすんだ緑になり・・・、人間による破壊がどれほど生活を脅かしているのかそれがとても強く感じられます。

経済に元気があるなら良いですが、ストレスを抱えた人が集まる都会は人の元気を奪うのだと実感します。時間や歴史は戻せませんが、都会にも自然や豊かな生活を取り戻すことはできるはずです。自然を壊す開発ばかり繰り返さず、何かを変えなければ、何かが変わらなければいけない時がやってきているように実感します。

さて本題に戻ります。前回のメルマガでもお知らせしましたが、今回のハイエンドショウ東京のデモは「My Sound」と「Future Sound」の2種類です。「My Sound」のコーナーでは、AETのジャンパーケーブルによる音質の改善実験から始まり、逸品館お薦めのクロックジェネレータAntelope Audio OCXの効果、そして時間が許せばReal Soundの音響パワーイコライザーApeq 2proの効果もご体験頂こうと考えています。このデモの主旨は「最新のデジタル技術」、「最新のアクセサリー」を従来のオーディオに組み込むことで飛躍的な音質の改善が実現することをご体験頂こうと考えています。

「Future Sound」では、PCオーディオをご体験頂こうと考えています。変な私の拘りかも知れませんが、個人的に「PCオーディオ」という言葉に大きな抵抗を感じています。オーディオの「音源」でしかないPCが、まるでオーディオ全体を変えてしまうかのような、誤った印象を与えるからです。

確かにソフト(コンテンツ)の形態は重要ですが、PCは「CDなどのデジタルプレーヤー」の変わりでしかありません。レコードがCDに変わったとき「CDオーディオ」と呼び名が変わらなかったように、PCが導入されてもオーディオはオーディオであるべきです。だから、私は「PCプレーヤ」と呼ぶのが正しいと考えています。どうしてもオーディオの名前を付けたいとしても「デジタル・オーディオ」という言葉がすでに存在します。それをなんで今さら「PCオーディオ」と呼ぶのか?そこになにかしら引っかかりを感じるのです。

まあ、そんなことはともかく、オーディオを変えるのは「デジタル技術」だということに異論はありません。また、PCの導入で「音源」が大きく変わることも間違いありません。そこで「Future Sound」では、PCとCD/DVDプレーヤーを音源として比較します。またPCを使うことで可能となる、従来にない新しい「音作り」もご体験頂こうと考えています。

しかし、私が本当に訴えたいことは「音の良さ」や「新しい技術」ではありません。オーディオの主役は「音楽」です。今回は100曲以上!の曲を3号館で事前に聞いて、これは!と思う曲を集めてみました。一回がたった30分という短い時間では鳴らせる音楽も短いものに限られてしまいますが、それでも「こんな曲があったんだ!」、「この曲はこんな曲だったんだ!」という、音楽の素晴らしさ!を皆様に再発見して頂けるようなイベントができれば私にとっても、音楽を残された方々にとっても、そんな嬉しいことはないと思うのです。

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