逸品館メルマガ バックナンバー 178

ハイエンドショウ2010秋の開催まで2週間となり、デモンストレーションの準備を急いでいます。最近は数年前から台頭し始めたPCオーディオの影響もあり、オーディオ機器はどんどんと変化しています。中でも大きく感られのが「デジタル機器の性能向上」です。パソコンやデジタル家電の急速な進歩によって、パーツや工程を共通とするオーディオ機器も進歩しています。普及価格帯のオーディオ機器は、コストパフォーマンスが群と上がり、音質が良くなりました。高級機も淘汰され、実力のある製品が選びやすくなったように感じます。

皆様にお伝えしたいオーディオの楽しは限りなく多く、未来は限りなく広いのですが、とても「たった三日」でその全部をお伝えすることはできません。できるだけ簡潔明瞭にポイントをお伝えするために、、今回のハイエンドショウ2010秋のデモはかなり入念に準備をしています。余計な説明時間を省くため、今回から、デモのあらましを中央に設置する大型TVでご覧頂けるように、パワーポイントでプレゼン資料を作りました。その内容をいち早くホームページにアップロードしています。よろしければご覧ください。

ハイエンドショウ トウキョウ 2010 秋 逸品館 プログラム

会場では、印刷した詳しいプレゼン資料をご用意していますので、どうぞ手ぶらでお越しください。予告していましたインターネットライブ中継の準備もばっちり整っています。

また、イベント終了後はデジタルオーディオに詳しい「船間」が銀座試聴室に残り、さらに詳しい解説を求められるお客様のために、逸品館銀座試聴室で「デジタル勉強会」を開催します。よろしければこちらもご利用くださいませ。ただし、試聴室準備の関係で、ご利用はご予約をお願いいたします。
http://blog.ippinkan.com/archives/20100924183545

イベントで使うかどうかはわかりませんが、イベント用に買って見たソフトは、こちらから
ご覧頂けます。結構良い物がありました。
http://astore.amazon.co.jp/ippinkan-22?_encoding=UTF8&node=31

今月発売のオーディオベイシック56号「サウンドピープル」のコーナーで私が取り上げられました。インタビューはかなり長時間に及び話の内容もかなり紆余曲折しましたが、私の言いたいことをここまで簡潔明瞭にまとめられた編集部の手腕にはまさに脱帽です。生きることは「楽しむ」ということです。「楽しみ」の最上級は「感動」です。音楽を聴いたり、映画を観たり、そして人と話をしたり、一番大きな感動は「心の触れあい」から生まれます。お店という窓口を通じて一人でも多くの方と「触れ合いたい」、「感動を共有したい」その気持ちを忘れず頑張ろうと思います。

逸品館が本気でPCオーディオに取り組み始めてから一年半が過ぎました。今週は、そのPCオーディオ(そろそろ名前をネットワークオーディオ、ネットワークプレーヤーに変えようと思います)関係の新製品をテストしたり、開発者の方とお話しする機会に恵まれました。ネットワークオーディオは生まれたばかりの分野なのでまだまだ解明できていない点が多く、逸品館の高音質への主張も日々変化しています。昨日良いと言ったことを今日には覆えしたり、主張が変わることでご迷惑をおかけしたこともあるかもしれません。それは、技術に伴って「最適な方法」は常に変わるからです。

しかし、最近になって「ネットワークオーディオの勘所」がわかってきたように思います。ポイントはデジタルではなく「アナログ」でした。結局、ネットワークオーディオでも音質を左右するのは、電源であったりアナログ回路であったり、デジタル部分よりもアナログ部分が音質に与える影響の方がずっと大きいことがわかってきたのです。

デジタル部分だけのスペックを比べると、10年前のデジタルオーディオ機器は現在の製品よりも明らかに見劣りします。でもアナログ部分をなおざりにした最新デジタル機器は、カタログ上のスペックが飛躍的に進歩していたとしても、音質が10年前デジタル機器に及ばないことがあります。とくにPCに関連したオーディオ製品にアナログ軽視の傾向が強く、購入には注意が必要です。結局ネットワークオーディオ機器の時代がやってきても、オーディオ機器の本当の実力はカタログやデーターからは読み取れないことは変わりません。今後も逸品館は信頼できるテストレポートなどを行いながら、オーディオの核心に触れてゆきたいと思います。

話をシアターに変えましょう。大型テレビの価格下落により、プロジェクター市場が急速に縮小した結果「ホームシアター製品」に以前ほどの活気が見られません。しかし、今年の冬は3D対応AVアンプの発売やネットワーク対応製品が続々登場するなど、かなり期待できそうです。その中で逸品館が以前からお薦めしているmarantz製品とそのカスタマイズモデルAIRBOW製品はいち早くトレンドに追従し、ネットワークとの親和性を高めています。オーディオだけではなく、AV機器も今後はネットワーク対応がキーポイントになりそうです。

ソフトの販売でも来年あたりから、いよいよ本格的なネットワーク配信時代に移行するかもしれません。アメリカ・ニューヨークのタワーレコードが廃業しテンポも縮小の速度を速めています。今後CDやDVDはなくなるのか?否定できません。では、オーディオやホームシアターもがらりと変わるでしょうか?私はそんなことはないと考えています。オーディオやシアターで大きな変化が訪れるのは「プレーヤー(再生機)」です。プレーヤーが再生するのは、ディスクからデーターになります。

しかし、これは驚くべきことではありません。オーディオの黎明期〜アナログ最盛期にかけては「FMエアチェック」が盛んに行われていました。私も小学生〜大学生までラジオを録音して編集し、お気に入りの音楽テープを作っていました。今は携帯電話やi-podがそれに変わっていますが、それはFMエアチェックがネットワーク・ダウンロードに形を変えただけではないでしょうか?

今後ネットワーク配信によって、ポータブル端末では得られない「高音質」が時間と場所を越えて実現するようになります。CDを超える音質のメディアが「ネットワーク・ダウンロード」で手軽に、そして豊富に入手できる時代がやってくるのです。その結果オーディオの利便性と音質は、大きく高まります。そして残されたディスクメディアは、CD/DVDを遙かに超える高品質なものへと進歩して生き残ります。

レコードを凌駕したCDが淘汰されデジタルがさらに進歩することで、高音質への渇望が十分に満たされる時代がもうすぐそこまでやってきています。技術の進歩で高音質の実現に必要なコストも下がりました。本格的な映画や音楽を多くの方が、今までより簡単に楽しめる時代がやってきます。オーディオ、ホームシアターは、確実に進歩しています。marantzの最新モデルは価格が安くても価格が2倍くらいの他社製品や旧モデルを確実に凌駕する音質に仕上がっています。もちろん、それらをカスタマイズしたAIRBOW製品はさらに要チェックです。

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