逸品館メルマガ バックナンバー 180

いよいよ迫ったハイエンドショウ2010秋へ逸品館は今秋も単独ブースで出展いたします。デモンストレーションのリポートは下記ページからご覧くださいませ。
http://www.ippinkan.com/event_news/highend2010/event_20101008.htm

このイベントはUstreamでライブ中継を行います。録画も行い、後日You Tubeへイベントをアップロードします。プログラムの詳細と合わせてご覧頂ければ,会場までお越し頂かなくても「好きな時間と場所」でイベントにご参加頂けます。

また、イベントにご参加頂いたお客様でも、後日聞き逃した!と感じられるところがあれば、You Tubeをご覧頂くことで「再チェック」して頂けます。音質画質に制約がある中、どれくらい会場の面白さをお伝えできるかわかりませんが、頑張ってみます。過去のイベント動画は、次のページからご覧頂けます。
http://www.youtube.com/profile?user=ippinkan

今回は、デモンストレーションに「ダイジェスト」の時間を設けました。この時間は、デモンストレーションで人気のあったプラグラムや、お客様からのリクエストなどに応じて、その場で「一緒にやりましょう!」という企画です。今までのプログラムでは、お客様とのコミュニケーションの時間がなかったため、今回ハイエンドショウで初めての試みとして取り入れてみました。ざっくばらんで、みんなが楽しめる時間になればいいな〜。と考えています。

ハイエンドショウ2010秋の準備の間に、かなり多くの機器のテストを行いました。詳細は、ハイエンドショウから戻り次第、順次ホームページにアップロードして行きますが、このメールで簡単なインプレッションを紹介したいと思います。

◎Luxman L590A2 L590AX聞き比べと、tangent新製品の試聴。

新発売された、L590AXとL590A2を聞き比べました。筐体の大きさやフロントパネルのデザインが変わるなどかなり大幅な変更がなされています。純A級らしい、暖かさと真空管アンプのような響きの良さを持つL590A2は、癖のあるアンプです。L590AXは、その部分をリファインし癖の少ない高性能アンプとして仕上げられています。音も細かくなり、レンジも広くなり、性能は確実に進化しています。しかし、同時にL590A2が持っていた「癖」が消えています。この純A級らしい「癖」を求めらるなら、L590A2はかなり濃いアンプです。L590AXは、それと比べるとやや薄味になりました。
http://www.ippinkan.com/bargain/integrated_amp_over20.htm#590AX

tangentは、新製品のEXEO CDP(売価4万円程度) AMP(売価6万円程度)のセットをL590AXの後に聞きました。音の密度やレンジ感など「音質」では、価格差もあってとうていL590AXに敵いませんが、音楽を聴いている雰囲気の「らしさ」では、時々はっとするほどの生々しい音が聞け、一日中ラジオのように音楽を聴くためのセットならば、非常に良いという印象を受けました。普段から生演奏に触れているヨーロッパで作られるオーディオ製品の「良さ」がこの廉価なセットに凝縮されていると思います。逸品館のWEBにはまだ未掲載です。逸品館での販売は近日開始する予定です。

◎lindemann USB-DAC 24/192 と AIRBOW SA8004/Studio比較試聴

192KHz/4bitのUSB入力に対応する、新型USB-DAC「lindemann USB-DAC 24/192」をAIRBOW SA8004/StudioとUSB入力で比較しました。詳しくは「オブラートにくるんだ表現」でHPに掲載しますが、はっきり言って全く勝負になりませんでした。

Lindemannは音は細かいですが全くパワー感がなく、私には、その音が価格相応とはとうてい思えませんでした。中身を見ても、この構成でこの価格!?と疑問を感じます。それに比べて、SA8004/Studio(もちろんノーマルのSA8004も含めて)が、いかに量産でコ
ストを下げられた「良心的な機器」かよく理解できました。少量生産で「高い」だけのオーディオ機器を高いからといって、良いと思い込むのは大変危険です。近年、価格と音質はますます比例しなくなっています。雑誌や噂を盲信することなきようお願いいたします。

◎TAD D600、Esoteric K-01、AIRBOW UX1SE/LTDを聞き比べました。

自分が作り上げた最強!を自負するプレーヤーは、部分的に(強がりかな?)では
ありますがTAD D600に負けたと思いました。音の厚み、滑らかさ、D600の音は完全にアナログマスターテープの音です。それと比べると、あれほど素晴らしいと感じていたAIRBOW UX1SE/LTDですら、デジタル的な薄さが感じられました(K-01はさらに薄い)。

これは、他のプレーヤーをどうこう言うよりも、素直にTAD D600をほめるべきです。デザインの好き嫌いは分かれるかも知れませんが、名器の資格十分な「逸品」に仕上がっています。
TAD D600
http://blog.ippinkan.com/archives/20101005192127

K-01は従来のEsotericの音作りを継承しながら、最新モデルらしい「高性能プレーヤ−」に仕上げられています。圧倒的な情報量(音の細やかさ)を持っていますが、音楽的な雰囲気の作り方はD600、UX1SE/LTDには届かないイメージでした。ただし、外部クロック入力にAntelope Audio OCXを繋ぐと、音楽性の向上に大きな効果がありました。一般的に高く評価される製品だと思います。
Esoteric K-01
http://www.ippinkan.com/audio_sale/cd_25up.htm

AIRBOW UX1SE/LTDは、3台中最も表現がデリケートで、やや女性的な色気を感じさせる音質です。桜の花びらのようなイメージです。個人的にはK-01よりも良いと感じました。また、DVDが再生できる、サラウンドに対応するなど、その機能と音質を考え合わせれば、発売は古くても最新モデルに全く遜色ない製品だと思います。
AIRBOW UX1SE/LTD
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/cd_dvd/ux-1se-pi.html

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