逸品館メルマガ バックナンバー 223

年末発売の新製品、Victorの新型プロジェクターの発表会に参加したのでその感想を書いてみます。


DLA-X70Rは、画素ずらしにより[4K(画素数がフルHDの4倍に相当)]高解像度を実現しています。4Kのソースは現時点では存在しないので入力はフルHDが最大解像度です。展示会ではX7との比較でBDを見比べました。確かにX7に比べ解像度だけではなく、カラーコントラストや色合いが大きく改善し見た瞬間に「性能の違い」は歴然としていました。しかし、メーカーの設定では解像度が上がりすぎて「粗」ばかりが目立ち、フィルム映像の「輪郭の甘さから来る奥行きの深さや雰囲気の良さ」が完全に消えていました。私はカメラが趣味だったので余計にそう感じるのでしょうが、「ピント」はごく一部にしか合わないのが普通です。人物のアップでは、全部がクッキリすると不自然に感じます。それを指摘すると、「フルHDの解像度を上げる時の輪郭補正値を違いがわかりやすいように最大にしていたので下げてみよう」と言うことになり、輪郭強調 なし/1/2/3の4段階を変えることで、ピント感とぼけ感が適正化され「X7を上回る高画質」を実感す
ることができました。次に見たX30は、画素ずらし(e-shift)が搭載されず従来の解像度のままにも関わらず、明るさの改善などの煮詰めにより、上位モデルのX70Rとあまり遜色のない高い解像度感が実現していることに驚きました。

最後にX30とX70Rを比較しましたが、解像度の差よりも「密度の違い」がより強く感じられました。デジカメにたとえると、画質の違いは250万画素と1000万画素の違いに相当します(それよりはもう少し違いは小さく感じました)。さらに、新たに採用された「レンズメモリー機能」、「2D-3D変換機能(違和感なく変換される事に驚きました)」など使える機能が満載されています。お薦めは!ずばりX30(予定販売価格40万円弱)とX70R(予定販売価格60万円台)です。従来通りX90Rは、X70Rのプレミアムモデルとして発売されます。

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