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unison research ユニゾンリサーチ simply Italy 音質 試聴 価格 真空プリメインアンプ音質テスト

 Simply Italy 音質評価 

Unison Research Simply Italy \220,000(税別) (製品のお求めはこちらからどうぞ

製品の概要

Simply Italyは、日本登場と共に大ヒットしたSimply Seriesの最新モデルです。真空管は入力に2本のECC88(12AU7)、出力管にEL34が2本使用され、純A級シングル駆動で12Wの最大出力を実現しています。

逸品館では、Sinfoniaの登場までUnison Researchの真空管アンプをそれほど高く評価していませんでした。それは、真空管としては音が高めで音色もやや単調、聞いていてトランジスターアンプとの大きな差が感じられなかったからです。しかし、真空管をプリ、トランジスターをパワー段に使ったハイブリッドアンプ 、CDプレーヤーのUnico Seriesからその音作りは一気に円熟味を増し、イタリアらしいノリノ良さで音楽を楽しく鳴らしてくれるようになりました。

そして、Sinfonia、Performanceという素晴らしい真空管プリメインアンプの登場で、Unison Researchは逸品館の最もお薦めしたい真空管アンプのポジションを不動のものとしました。しかし、相次ぐ値上げにより少し手が届き難くなったのも事実です。

しかし、Simply Italyは、予想よりもかなり「安い」価格で登場しました。初代の血を引くSimply Twoのメーカー希望小売価格は30万円(税別)ですから、一気に8万円の大幅な値下がりです!それだけでも朗報ですが、さらに外観の美しさもSimply Twoに一歩も引けを取りません。上の写真でもその作りの良さは伝わると思いますが、ボリューム/セレクター/スイッチの周りを飾るベゼルは、なんと無垢木材の削り出しという豪華さです。価格の安さで売上を伸ばしている中国勢にもコストパフォーマンスで勝負できるほどお買い得感たっぷりです。

入力は、CD/TUNE//AV/AUX/TAPEの5系統、出力はTAPE-OUTが1系統設けられています。ボリュームは小音量時の音量調整も優しく、Unison Researchらしい木製土台を採用した立派なリモコンも付属します。美しいボンネットも付属しています。

真空管の銘柄は、ロシア製の「TUNING SOL」が使われています。試しに小さい方の球(12AU7)をチェコスロバキア製のJJに変えてみましたが、音が細くなりパワー感も損なわれて良くありませんでした。標準装着のTUNING SOLは十分吟味して選ばれ、アンプもその球にきちんと合わせて音決めされている印象です。

発熱は真空管アンプとしては標準より若干少なく、それほど熱くありません。無信号時の消費電力は約105Wです。

フロントパネル正面の真空管の間にあるレバー式のスイッチでフィードバック(負帰還)の量を5/1.8dBの2段階に切り替えられます。5dBでは低音が引き締まった、しっかりした音が出ます。1.8dBに切り替えると音量が少し大きくなり、響きの多いより真空管らしい音になりました。どちらが絶対に良いというスイッチではありませんので、お聞きになる楽曲やスピーカーなどに合わせて切り替えて楽しんでいただければと思います。

形式 真空管式プリメインアンプ
入力数 LINE×5
出力数 TAPE OUT×1
使用真空管 ECC88×2、EL34×2
最大出力(Ω) 12W(6Ω)
周波数特性 10Hz-100KHz(±1dB)
消費電力(無信号時) 105W(逸品館にて計測)
サイズ
重量
W260×D400×H190(mm)
15.0kg
付属品 電源ケーブル・リモコン

<明るい> - - - * - - - - - <暗い>

<柔らかい> - - * - - - - - - <硬い>

<付属品>

 

 AIRBOW SA15S2Master

音質テスト結果 Focal 1028Beと組み合わせて

Focal 1028Be
\1,200,000(ペア・税別)

17曲目「Selene」を聞きました。ギターの音が美しく、響きが綺麗です。ボーカルはとても優しく、適度な湿り気と艶を感じます。声の調子を変えたところ、舌を少し巻いて発音したところなど、声の変化がとてもリアルです。

音の広がりも抜群で濁りの少ない空間に、細やかに音が広がってゆきます。それはまるで、静かな水面に波紋が広がりって美しく重なり、やがて消えてゆくようなイメージです。
同じ純A級のトランジスターアンプも緻密な音ですが、これほどの透明感と純度の高さは持っていません。この精緻で美しい世界は真空管アンプ、それもシングルアンプでしか醸し出せない世界かもしれません。

低音は豊かですが、1028Beとの組合せでは、時に音が膨らんでしまうことがありました。

音に無理や誇張感や不自然さが感じられず、本当に自然で体をゆだねていたくなるような音です。初代のSimply Twoとの比較では、低音が圧倒的に豊かで中高音の透明感と細やかさ、そして暖かさと表現力の豊かさでItalyが勝っています。同じ音楽を聞いたときの、納得感や情緒深さではかなり大きな差が感じられるはずです。
1028Beとの組み合わせでは、低音が膨らみますので大音量で音楽をお聞きになる場合や、狭い空間で1028Beをお使いの場合には注意が必要です。どちらかと言えば、もう少し小さなスピーカーとの組み合わせが理想的なようです。

穏やかなボーカル系、アコースティック系の楽器が使われるソフトとの相性は抜群でした。

ソフトをクラシック系に変えたことで、Simply Italyの良さが最大に引き出されます。

バイオリンはみずみずしく、そして滑らかです。豊かな低音がシンフォニーのスケールを部屋いっぱいに広げて再現します。

音と音の間に見事な隙間があり、水面に静かに波が広がるイメージそのもので音楽を楽しめます。コンサートマスターと伴奏の対比、バイオリンとチェロ、コントラバスの厚みの違い、美しいバッハのメロディー、交響曲ならではの味わいのすべてが楽しめます。

こんな素晴らしい音で交響曲が聴けて、そのアンプが20万円を切るというのは驚きです。トランジスタープリメインアンプ、下手なセパレートアンプは足下にも寄せ付けないでしょう。また、下手な300Bシングルアンプよりもピュアで透明なサウンドが実現していることも驚きです。細かく上品で美しい音。出力の12Wもまったく問題なく、かなりの音量で交響曲を再生してもパワーは十分に足りました。1028Beとの組み合わせで聴くクラシックは、価格の枠を超えて素晴らしく、演奏の素晴らしさに喝采を送りたい気持ちになりました。

思ったよりも遙かに低音にパワーがあり中域にも十分な厚みが感じられます。高音はクラシックで感じたほど美しく透き通って感じられませんが、それでも透明感と広がり感は十分です。

一番の驚きは、低音が膨らまない事です。Orange Pekoeではベースの音が止まらず、かなり響きすぎたにもかかわらず、シンセでならされているパンチのある低音はまったく肥大しません。普通なら、だらしなく広がってしまう低音が、きちんとリズムを刻みます。

しかし、Orange Pekoeやヒラリー・ハーンの交響曲で感じた「良さ」はかなり薄くなります。良い音ですが、このソフトはトランジスターアンプで鳴らす方が、輪郭がキリリとしてさらに気持ちよく聞けるのではないでしょうか。

音質テスト結果 Vienna Acoustics Beethoven Concert Grand(T3G)と組み合わせて

Vienna Acoustics
Beethoven Concert Grand
\638,000(ペア・税別)

Beethoven Concert Grandとの組み合わせでは、Orange Pekoeを最初から聞きました。スピーカーのグレードが違うので仕方がないのですが、音の数がかなり減ってしまった印象です。ギターの音はあいかわらず美しく響きが綺麗ですが、ちょっと楽器の質が落ちた感じです。ボーカルは少し堅くなりましたが、こちらはまだまだ魅力的です。少しあっさりしてはいるのですが、そのあっさりした軽快な感じもそれはそれで悪くないからです。

音の広がりはやはり抜群です。透明感も高いのですが、1028Beで感じた精緻なイメージには少し届きません。それでもやはり、トランSジスターアンプでこの艶やかな音は出せないでしょう。

低音は1028Beほど豊かではありませんが、逆に膨らみが少なくスピーカーを鳴らしやすい感じです。Simply ItalyはBeethoven Concert Grandを軽快に、そして快活に鳴らします。聞いていて元気が出る音という、Unison Researchの最大の長所は十二分に発揮されました。

音の数が減る(楽団員の数が少なく感じられる)のは、やはりスピーカーの価格の差(グレードの差)なので仕方がないのですが、元気の良さまで少し失われたように感じました。

そこで5dBで使っていたフィードバックのスイッチを切り替えて1.5dBに変えてみました。

タイトすぎて響きの少なかった低音が少し膨らんで、ヒラリー・ハーンのバイオリンの躍動感も増しました。1028Beでは5dBがマッチしましたが、Beethoven Concert Grandでは1.5dBが良さそうです。

Beethoven Concert Grandが1028Beと比べるとキャビネットの響きが多いせいか、音の響きが少しだけ濁って感じられます。それでも絶対的にはかなりの透明感が実現しています。

若干味が薄くなりましたがコンサートマスターと伴奏の対比、バイオリンとチェロ、コントラバスの厚みの違い、美しいバッハのメロディー、交響曲ならではの表現力は相変わらず素晴らしいものがあります。Beethoven Concert Grandを先に聞いていたら、Simply Italyの評価はもっと高いものになったはずです。逆に言えば1028Beとの組み合わせで聞けた音が、素晴らしすぎたと言えるでしょう。

多くの場合、ガガのような電気楽器が多用されるPopsは1028Beのような「金属ツィーター」を搭載するスピーカーの方が、高音に芯が出てパワフルに聞こえます。Simply Italyではそれが逆になります。

1028Beと比べると高音が伸びやかで切れ味、パワー感も強くなります。低音もしっかりとした厚みが感じられ、ぐんぐん前に出てきます。Beethoven Concert Grandがこんな音でPopsを鳴らすのはあまり聞いたことがありません。音数も1028Beで聞くよりも増えた感じです。この結果は、通常のテストとは正反対です。

その理由を考えてみました。先に聞いた2曲はアコースティック楽器が使われ、エフェクター(デジタルエフェクター)もほとんど使われていません。真空管アンプはトランジスターアンプとは違って、真空管そのものが振動することで「録音されていない倍音」が発生します。1028BeとBeethoven Concert Grandのツィーターユニットを比べた場合、強度が高く内部損失も大きいベリリウムを振動板に採用する1028Beは音がリニアです。それに比べると強度が低く内部損失も小さい「テキスタイル(布)」を振動板に使うBeethoven Concert Grandは、スピーカーそのものが「録音されていない倍音」を発生します。

そのため「録音されていない倍音を発生しない」トランジスターアンプと組み合わせでは、倍音を補うBeethoven Concert Grandの再現する音に適度な潤いと透明感が感じられるのに対し、「録音されていない倍音を発生する」真空管アンプでは、Beethoven Concert Grandが発生する「倍音」が邪魔(過多)になり、高音が損なわれたのだと考えられます。1028Beとの組み合わせはその逆で、スピーカーが真空管アンプの倍音(響き)をそのまま出せたのだと思います。

この考え方をソフトに当てはめると「答」が見えてきます。倍音が豊富なアコースティック楽器のソフトでは、Beethoven Concert Grandで倍音過多となり高音が少し損なわれ、倍音の少ないガガのソフトでは倍音が適正で1028Beを超える音でガガを鳴らせたのではないでしょうか?調子に乗って音量をかなり上げましたが、パワーにはまったく問題がありませんでした。本当にたった12Wなの?疑いたくなるほど大きな音で、パワフルにガガが鳴りました。

2012年 4月 逸品館代表 清原裕介

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