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KRELL Vanguard メーカー希望小売価格 \790,000(税別)(お問い合わせはこちら) |
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音質評価 このテストは、AIRBOW CD5N AnalogueとCD3N Analogue比較に続いて行いました。QUADとの比較条件が同一なので、あえてもう一度Vanguardを鳴らすことはしていません。大まかな音質はAIRBOW CDプレーヤー比較ページをご覧頂くとして、QUADと聞き比べた後の感想を書いてみたいと思います。 このテスト以外にも30時間近くVanguardを様々なスピーカー、様々な楽曲で聞きました。試聴機を受け取って、音を出した瞬間の第一印象は「美味しい音」です。中低域に厚みとゆとりを持たせ、高域をキラリと輝かせて聞かせるその「ゴージャス」な音作りは、同じアメリカを故郷とするWireworldにも共通します。高域に適度にスパイスをきかせ、重厚な味わいを中低域に持たせる。その音作りは、昔からのKRELLのイメージそのものです。 今回組み合わせたYG Acoustics Carmel2は、高域がやや渋く(響きの収束が早い)、低域も驚くほど引き締まっています。Vanguardは持ち味の「高域のサービス感」でCarmel2の高域に潤いと輝きを与え、逆にCarmel2の引き締まった低域がVanguardのやや遅い(収束が遅い)低域をうまく引き締めまるので、マッチングはとても良く、TAD Reference SystemでCarmel2を鳴らしたときよりも、Carmel2の印象が俄然良くなりました。 他のスピーカーを組み合わせた場合は、高域の若干の強調感(サービス感)と、中低域の遅れ(少し膨らんで感じられる)が気になることがありましたので、組み合わせるスピーカーやCDプレーヤーなどのシステムとのマッチングを合わせることが使いこなしのポイントになりそうだと感じましたが、価格を十分納得できる。クォリティーの高さは十分実現していたように思います。 |
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Platinum Series の細かい資料が手元にないため、詳細はわかり次第追記します。
QUAD Platinum Pre メーカー希望小売価格 \370,000(税別)(お問い合わせはこちら) QUAD Platinum Stereo メーカー希望小売価格 \500,000(税別)(お問い合わせはこちら) |
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音質評価 せせらぎ:KRELLに感じられた高域の強調感(嫌でなかったが)が解消し、高音が自然により大きく広がるようになった。 鳥の声、水の流れる音の帯域バランスがやや高音よりになって、音の重心が少し上がった。 セレナード:弦楽器の音が滑らかさを増し、柔らかくなった。また、弦楽器の陰りの表現に磨きがかかり、切なさを感じるようになった。 モナリザ:ギターの音が「エレアコ」から「アコギ」に変わった。ギターの胴鳴りの木質感が上手く醸し出される。 500
Miles:全体的にクリーミーな音になったが、暖かくて安心できる音。 新世界:帯域バランスが中域によるが、自然なかまぼこ形バランスで柔らかく耳あたりがよい。 ソフトや演奏の粗を出さない、QUADらしいハイセンスなまとまりが感じられる。 |
試聴後感想
AIRBOW CDプレーヤー音質比較にも書きましたが、YG Acoustics Carmel2をTAD D600/C600、Digital Domain B1aで聞くと、高域に響きが少なくやや乾いた無表情な質感が感じられました。しかし、アンプをKRELL Vanguard、CDプレーヤーをAIRBOW CD3N Analogueに変えると、高域の響きがリッチになって雰囲気が俄然良くなったのです。
KRELL Vanguardは高域が少し多めで、低域は少し緩めの、いかにもKRELL(Aクラス)らしい音質。良い音のアンプでスピーカーを鳴らしていると意識させられる、そういうオーディオ的な満足度の高い製品です。POPS、ROCKなどの比較的新しい音楽や演奏にマッチしそうです。
QUADは歴史を感じる「音楽の聞かせ方のポイントを心得ている」音質です。人間の声、アコスティックな楽器の再現性に秀でている「通の味わい」を持つアンプでした。アコスティックな音の再生では高域がやや硬質(艶が少ない)と感じられたYG Acoustics Carmel2と組み合わせても、ソフトや演奏の粗を感じることなく、心地よく音楽に浸ることができました。クラシック系の音楽にはベストマッチするでしょう。
2015年3月 逸品館代表 清原裕介
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