1号館にオープンした新しい試聴室は、通常の家庭の音響を再現するため、特殊な吸音材やムートンの敷物、カーテンなどはわざと施工していません。
そのため他の逸品館の試聴室に比べるとかなりライブで残響が多く、さすがに何の措置もしないと音が「ワンワン」して濁ってしまい、広がりや定位は最悪です。
そこで、スピーカーの左右の壁で発生する「フラッタエコー」を減少させるために左右の壁にKRIPTON あP−10を立てて、その上にKQ−1を二つ重ねて乗せました(軽いので乗せているだけで使えました)。
結果は上々です!気になっていたエコーが激減し、広がり感と定位感が驚くほど改善、透明度も格段に向上しました。
調子に乗って背後の壁にも取り付けると、これは逆効果!エコーが減って音がもこもこしてしまいました。
廉価で小型の吸音材ですが、使いやすく効果が抜群であることが確認できました。