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AET エーイーティー PRIMARY SP-400 REQST レクスト Z-SPC01  DSW-S1 DW-S1 Z-LNP01

AET PRIMARY SP−400 スピーカーケーブル
REQST Z−SPC01 スピーカーケーブル
REQST Z−LNP01 インターコネクトケーブル
REQST DW−S1 スピーカー
REQST WSD−T1 スピーカー
音質テストと評価

レゾナンスチップでおなじみの“REQST”よりスピーカーケーブル“Z−SPC01”が発売されたのを機会に“AET“の同価格他モデル“PRIMARY SP 400”と音質比較テストを行いました。
“REQST”の新型インターコネクトケーブル“Z−LNC01”は、AETに同じ価格帯のケーブルがラインナップされていないため、AIRBOWの“MSU−095WE”と比較テストを行いました。

REQST Z-SPC01

導体

銀メッキOFC線

断面積
及び
外皮

2.3mu 銀メッキOFC線(0.18×13)×7 左撚り
3.8絶縁体(ポリエチレン/黒色)
2.3mu 銀メッキOFC線(0.18×13)×7 右撚り
+φ3.8絶縁体(ポリエチレン/白色)

絶縁材

3. PP糸
4. セパレーター(紙テープ)

構造

キャプタイヤ構造

被服

5. 高品質エコ材シース
(ポリオフィレン系/黒色)

外形

9.8mm

荷姿

50mリール

希望小売価格:1m/2,350円(税別)

 

PRIMARY SP-400

導体

高密度無酸素銅

断面積

2.00スクエア×2(4芯)

絶縁材

PPX

構造

対向配置(キャプタイヤ構造)

被服

非鉛難燃素材

外形

10mm

荷姿

250mm/50mリール

希望小売価格:1m/2,400円(税別)

 

 

 

REQST Z-LNC01

導体

1. PC OCC 0.12×30・750dテトロン糸

断面積
及び
外皮

2. 絶縁体: LDPE φ1.8 
3. 導電PVC: スーパーオーム φ2.3
4. シールド: スパイラル A0.12×55 左
5. 介在: 綿糸 右撚り

絶縁材
及び
被服

6. セパレーター: 紙テープ
7. シース: 高品質エコ材シース
  (ポリオフィレン系/黒色)

外形

8.0mm

希望小売価格:1m(RCA)/XLR)/10,000円(税別)
         1.5m(RCA)/XLR)/11,500円(税別)
         切り売り/1m 1,500円(税別)

 

REQST DW-S1 \480,000(ペア・税別)
使用ユニット 170mm DDLinearウーファー×2
30mm Dual Emissionツィーター
形式 2ウェイ・半密閉式 (防磁タイプ*)
再生周波数帯域 40Hz〜60kHz
出力音圧レベル 89dB
クロスオーバー周波数 8kHz
インピーダンス 公称4Ω (最小3Ω)
入力 Nominal 50w / Max 100w / Music 200w
寸法・重量 230W x 385H x 204D mm ・ 6.6kg

REQST DSW-T1 \220,000(ペア・税別)
使用ユニット 170mm DDLinearウーファー
30mm Dual Emissionツイーター
形式 2ウェイ・密閉式 (防磁タイプ*)
再生周波数帯域 45Hz〜60kHz
出力音圧レベル 86dB
クロスオーバー周波数 8kHz
インピーダンス
入力 Nominal 40w / Max 80w / Music 160w
寸法・重量 230W x 355H x 200D mm ・ 4.5kg

REQST製品のご注文はこちらからどうぞ

Z−SPC01特徴(REQSTホームページより抜粋)

レクストでは、以前よりレコーディングスタジオに、特注品として多くのケーブルを納入してきました。
そのスピーカーケーブルは、『自宅スタジオ構築バイブル』(赤川新一氏著/リットーミュージック社刊)にも、“素直で元気な傾向の音。音像をくっきりとさせ、生命感のある感じ”と紹介されています。特注ケーブル開発で培った技術を投入し、新素材である高品質エコ材シースを採用し完成したのが、新製品スピーカーケーブル“Z-SPC01”です。

■推奨ケーブル接続

白色・・・プラス側
黒色・・・マイナス側
(線材の縒り方向が白/黒で違いますので、ご注意ください。)

■推奨ケーブル方向

ロゴ印刷でご確認ください。(工場製造後、ヒアリングにて方向を決定しましたので、ケーブルには矢印の印刷はありません。) (アンプ側)⇒⇒⇒〔tuned by REQST〕(ロゴ印刷文字方向)⇒⇒⇒(スピーカー側)

PRIMARY SPの特徴(AETホームページより抜粋))


PRIMARY SPシリーズは、近年高まるホーシアター、モービル用アイテムの需要にお答えすべく、どなたにでも高品質を体験できるよう開発した製品です。
・素材は100%国産の高密度無酸素銅を採用し、構造は定評あるキャプタイヤ構造を採用しました。
・絶縁材はオレフィン系素材をはるかに上回る電気特性を誇るPPXを採用、長距離の引き回しにも対応しました。
・外皮は、ULグレードを上回る素材の採用により、難燃、非鉛、耐熱特性に優れています。
・その為、エンジンルームなどの厳しい条件にも対応いたします。

Z−LNC01特徴(REQSTホームページより抜粋)

Z-LNC01は、『音楽の生命力感を伝送する』ことを目標に開発したケーブルです。RCAアンバランスケーブル、XLRバランスケーブル、切り売りケーブルがあります。

■特長 〜生命力感あふれる音質のライン・ケーブル〜

ご好評をいただいておりますスピーカー・ケーブルZ-SPC01の“素直で元気な傾向の音。音像をくっきりとさせ、生命感のある感じ”という音質を、ライン・ケーブルでも実現すべく開発しました。

高品質エコ材シースを採用し、導体はPC OCCを選択しています。素線の太さや数、撚り方向など、弊社の振動コントロール技術を用い細かく指定。生命力感あふれる音質のラインケーブルの完成に成功しました。

また、RCAプラグは、ケーブル工場ストックから、日本製真鍮削リ出しの良品を発見。現在同じものを生産するならば、倍以上の価格が必要な良質RCAプラグです。圧倒的音質の良さから採用しました。
■推奨ケーブル方向

ロゴ印刷でご確認ください。
(工場製造後、ヒアリングにて方向を決定しましたので、ケーブルには矢印の印刷はありません。)

(入力:プレーヤー側)⇒⇒⇒〔tuned by REQST〕(ロゴ印刷文字方向)⇒⇒⇒(出力:アンプ側)

■推奨ケーブル接続

赤色線・・・HOT
黒色線・・・COLD
シールド線・・・GND
(シールド線は、アンバランス時は入力側未接続/出力側GND接続を推奨。)

各モデルの音質と評価

REQST Z−SPC01
お薦め度 情報量 雰囲気 高域 中域 低域 距離感
★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★ やや近い

素材の純度や生産ラインの精度などでAETには敵わないことが感じられるがOFCに銀コートを掛け、撚り線の数や方向まで細かく吟味した努力が「雰囲気の良さ」となってあらわれている。

AETと比べてしまうとどうしても「REQSTの音作り」が感じられる。

それは決して不愉快ではなく、積極的に音楽楽しく聴かせる方向だが、それが「好き」か「嫌い」かでこのケーブルの評価が分かれそうだ。アナログ的、あるいは真空管的なサウンドと言えなくもない。

繋いだ瞬間は、レンジが狭く中低域が不足して、口先だけで歌っているような力のNASAを感じたが、数時間鳴らし続けていると音が明らかに「大きくなった」ように変化し、打って変わったようにエネルギッシュな音になる。

細かい音まで聞こえてくるが、あくまでも「聞こえる音」の範疇でAETのように「聞こえない音」まで聞こえてくるようなすさまじいほどの情報量はない。結果、聴きやすく、自然だとも言える。

滑らかで「艶」がある。ボーカルや楽器などがAETよりも「歌っている」感じがする。
バラバラだったシステムの音が「調和」して「歌」が「唄」になるようなイメージ。
深みがあり、表情も豊かだが、ちょっと「サービスしすぎ」の感じもある。
「高性能!」というイメージではなく「好音質」というイメージのケーブル。

その[REQSTならではの雰囲気作り」をどう捉えるか?評価が分かれそうだ。
雰囲気は「耳」ではなく「肌」に感じるタイプ。

透明度が高く、広がりが豊かだが、AETのような「カツン!」とした芯の強さがない。この部分は、本当に高性能なケーブルでないと出ない領域なので仕方ないと言えば、仕方ないのだがAETを聴いた後では、私の耳には物足りない。

AETを除いた市販品の中出なら、これで非常に優秀なのだが、AETを聴いた後では「ややうですぎた麺」のように口当たりはよいが、歯ごたえが・・・。と感じられる。

ただし、今指摘したような高域まできちんと聞き取れる人がどれくらいいるか?そういう問題もあるし、好みの問題も大きく、判断は難しい。

「厚み」と「滑らかさ」を兼ね備えている。

ビンテッジの良くできたフルレンジスピーカーのようなイメージ。

うるさく言うと、ほんの少しの濁ったようなイメージもあるけれど、やはりAETと比較しているのでそう感じるだけで、絶対的な性能としては、この価格帯のケーブルとしては非常に優秀だ。温かみがあり、ボーカルや楽器の躍動感やエネルギー感が「肌」で感じられる。

柔らかでしなやか、滑らかなイメージ。

女性ボーカルのムードや演奏の「ノリ」を求める方にはベストマッチするだろう!

低域は、柔らかくやや柔軟な方向。
滑らかに繋がりよく伸び、自然な場の雰囲気が再現される。
低音楽器のリズムとタイミングはほとんどきちんと合っているし、弾むようなパンチ力も感じられるが、やや日本人的?「カツン!」という音の出始めの強さがやや物足りない。

高域〜中域〜低域と非常にコントロールされ、作り込まれた「手作りサウンド」の良さを強く感じる。

たのREQST製品にも共通する「REQST」の音を感じさせる。

ステージ(音源)までの距離感は、SP400よりもやや近いイメージ。

広がりはあり、場の雰囲気も非常に良く出るが、AETのような「緊張感のある、空気感」は出ない。

あくまでもフレンドリーに演奏家が近くにいる、すぐ側で演奏している、というイメージだ。

エコー感はSP400よりも明らかに強い。

 

AET SP400(エージング済み)
お薦め度 情報量 雰囲気 高域 中域 低域 距離感
★★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ ちょうど良い

細かい音までハッキリと聞き取れ、メリハリ感、明瞭度感、透明度が非常に高い。

周波数レンジが広く、AETの上級モデルに近い高いクォリティーが達成されている。
吟味された最高の素材を高度な技術工場で生産して生まれたケーブルならではの、ケーブルの介在を感じさせないダイレクトなサウンドはAETにしかできない独自の魅力がある。
HiFiスピーカーケーブルをお探しの方に。

この価格でこの音はすごい!

ケーブルを変えた瞬間に、その違いが誰にでもわかるほど、透明度と明瞭度が非常に高く、それまで聞き取れなかった細やかな音までハッキリと聞き取れるようになる。

楽器のアタック〜余韻の変化がとてもにリニアでケーブルの介在や特有の癖がまったく感じられないのが凄い。

低域〜高域、どこといって突出した部分がないため、ちょっと聴きでは物足りなく感じられるかも知れないが、楽器の凄く細かい変化まで正確に再現される高精度な音はAETにしかない高性能。

ワイドレンジでスッキリしているが、中域が抜けるようなこともなく、バランスは良い。

音の大小がハッキリわかり、躍動感も大きく感じられる。

特に楽器の細かい操作が確実に音になっているのがよくわかり、奏者と楽器の関係、楽器のをのように操作して音を出しているか?

そういった細かい部分まで透明に見通せるのがAETならではの魅力。

システムのグレードが一つか二つ上がったくらいの音質向上が実現する。

雰囲気は「耳」で感じるタイプ。

透明度が高く、広がりが豊かでまったく濁りがない。

ピントは非常にシャープであらゆる音がクッキリし、音の出始めから音が消えるまでの変化が非常に素直でリニア。そして驚くほど細やか。

AETの上級モデルに近いが、初期のAET製品(SAラボ時代)にあったようなキツさはなく、あくまでも素直な印象。

シンバルの音などは本当にリニアで生々しい。

透明度が高く濁りがないく、ボーカルや楽器のエネルギー感が強く、音の変化(躍動感)が大きい。

ハイスピードでエネルギッシュだが、あまりにも素直なのでオーディオファンには「やや薄く」感じられるかも知れない。

その部分を考慮して、★を一つ減らした。

低域は、良く締まっておりパンチ力がある。
超低域までシッカリ伸び、空気感がきちんと再現される。
低音楽器のリズムとタイミングはきちんと合っている。
タイトでパンチがあり、スムースな低域だが、音速が速い(音が溜まらずにスッと出る)から、ある種のオーディオ的な厚みには欠ける。

厚ぼったい音のケーブルから交換すると、量が減ったように感じるかも知れないが、SP400の音が正しい。

ステージ(音源)までの距離感は、ちょうど良く、遠くも近くもない印象。

余韻はほどほどで、ほとんどのケーブルは余韻が多めなので、ややエコーが少ないように感じられるかも知れない。

よけいな余韻がつかないので、空気感は非常にクリア。

REQST Z−LNP01
お薦め度 情報量 雰囲気 高域 中域 低域 距離感
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ やや近い

ZーSPC01とまったく同じ傾向の音質。

ここまで見事に音を合わせられるか!?と思えるほど音質は似ている。

エージングはスピーカーケーブルよりは早い印象で1時間程度も鳴らせば本領を発揮するようだ。

音調はAIRBOWよりも穏やかで、艶がある。

その点をどのように評価するか?スピーカーケブルと同じように、好む好まないが分かれそうだ。

真空管ライクな音と言っても大きく外れてはいないと思う。

この価格帯のケーブルとしては、水準以上に音は細かい。

 

 

最上電線やベルデンなどとの類似性を感じるが、REQSTの方が、音調をコントロールし音楽を聴かせていく感じが強いイメージがある。

AIRBOW MSU−095WEの方が楽器とのダイレクト感?が強く、LNP01とは演奏の雰囲気が少し違って聞こえる。

LNP01は、演奏がフレンドリーで語りかけるようなイメージで雰囲気感としては強く、濃い。

AIRBOWは、演奏に「遊び」が少なく感じられ、ダイレクト感が強く演奏や音が引き締まる方向だ。

透明度が高く、広がりは豊かだが、アタックがほんの少し緩く穏やかな傾向。

スピーカーケーブルと同様の印象でAIRBOWよりもややマイルドな感じ。

真空管ライク?とも言える、柔らかで優しい方向。

やはりスピーカーケーブルと同様、独自の「艶」が乗っているように感じられる。

REQSTの西野さんに聴いたところ、スタジオでは「硬い音」がいやがられるので、硬さを和らげ雰囲気を出すようにチューニングしているとのこと。

このピンケーブルも、スピーカーケーブルもまさにそんな感じて、温かみがあり、演奏者の人間くささ、人間らしさが強く感じられる。全体的に柔らかでしなやか、滑らかなイメージ。

AETは、楽器が鳴っているというダイレクトな感じが強く、AIRBOWはその中間。

低域は、スピーカーケーブル同様、柔らかくやや柔軟な方向。
量的には十分で、中域との繋がり感も良い。

全体的にバランスが取れた感じ。

良くできたフルレンジユニット、フルレンジスピーカーを言う印象。

 

ステージ(音源)までの距離感はやや近い。

スピーカーケーブルのようにエコーは強くないが、非常に滑らかな質感を持っている。

いわゆるシルキータッチ?

距離感は近いのだが、なぜかソフトや録音の粗を出さない。

雰囲気を楽しむことに集中出来るような音質。

REQST DW−S1
お薦め度 情報量 雰囲気 高域 中域 低域 距離感
★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★ やや近い

サイズが俄に信じられないほど豊かでたっぷりとした音を聴かせる。

Wウーファーの音がピタリと合って、非常に良くできた大口径の同軸2Wayを鳴らしているかのようにバランス良く、音の出てくるタイミングや音色、様々な部分の整合性、精度が非常に高い。

スタジオモニターとして製作されたのを疑うほど?音楽を楽しく聞くことが出来る。

このサイズのスピーカーとしては出色の出来!

過去のこのサイズのスピーカーを引きずり出して比較しても、他に類を見ないほど抜群のバランス!躍動感や音のエネルギー感も申し分なし!

48万円は絶対に高くはない。

非常に細やかな音が出るが、HiFi然とした嫌らしい音の出方ではなく、あくまでも柔らかく自然。

楽器の鳴り、とそれを取り巻く空気の震えがきちんと分離しながら聞こえる。

HiFiだけれど、すばらしくナチュラル。

音がためらいなく、スッと出てくる様は素晴らしく、他にほとんど類を見ない心地よさだ。

中高域の音の出方は、ある種ホーン型に似たうな音の速さと明瞭度の高さを持っているが、指向性が緩やかで聴きやすい。
全体的な音としての情報量は非常に多く、雰囲気を伝えるという意味でも情報量は非常に多く、場の空気感まで克明に再現される。

 

シルクというよりはコットンの風合いで、肌になじむ音だ。

演奏者の考えること、表現したいことが、楽器から音となって出てくる様が非常にリニアでナチュラル。

癖がなく、スピーカーが鳴っているという存在を感じられない。

開放的で楽しい音。明るすぎず、暗すぎず、ニュートラルでモニターとして十分な精度と陣容じゃない細やかさを確保しながら、音楽が楽しく聴ける。

音と音楽が完全に両立した希有な存在。

切れ味が鋭くアタックの芯がきちんと出る。

指向性が緩やかなので、広がりも豊か。

ゴリゴリと押しつけがましく硬い高域ではなく、良く切れる刃物でスパッと切り取ったような鋭い切れ味のサウンドは大きな好感が持てる。

楽器のちょっとした変化、音にならないほどの細やかな高域の変化も、完全に再現してくる。

同じ旋律の繰り返しをまったく退屈せずに聴いていられるのは素晴らしい表現力の証だろう!

文句のない高域の再現能力!

中域は箱の軽さ?もあって響きを完全に押さえ込むような強引さではなく、箱とユニットが一体となって軽やかに鳴るイメージ。

ビンテッジの軽い紙コーンを使ったスピーカーの持ち味と共通の反応の良さがある。

ドライブ能力の大きなアンプと組み合わせると、ユニットが飛んでしまうのでは?と感じるほど反応が早く、和太鼓、ドラム、小口径の太鼓など「大型スピーカーではどろどろしてしまう」ような楽器も切れ味良く、ドライに聴かせる。

ギターやバイオリンなどの弦楽器もウェットにならず、箱は鳴いているはずだけれど、虚心が見事に調和しているので、スピーカーの色づけをほとんど感じさせず、楽器本来の「音色」をほぼ完全に再現する。

低域は、サイズよりも遙かに豊かで切れ味も鋭く、ハイスピードな中高域に負けないレスポンスを持っている。

ビンテッジの小型紙コーンフルレンジスピーカーのように、ドライで反応の良い低音を聞かせてくれるが、絶対的な量は多くないし、スピーカーのサイズもあり超低域までは出ない。

それが理由で★を一つ減らしたが、質感や速度感では★を5つ挙げられる。

ステージ(音源)までの距離感はやや近く感じられるがスケール(距離感)は、非常にリニア。

モニタースピーカーらしい正確さと精度の高さを感じる。

REQSTのケーブル同様、音源までも距離感は近いが、ソフトや演奏の粗を出さないので、とても心地よく安心して、音のシャワーに浸れる感じ。

生演奏を聴いている感じにかなり近い。

REQST DSW−T1(プロトタイプ)
(発売直後のモデルの評価→この内容を元にさらなる音質改善が行われました)
お薦め度 情報量 雰囲気 高域 中域 低域 距離感

DW−S1のシングルウーファーモデル。

コストダウンのために、箱の仕上げと強度?がやや落とされているようで(価格が半分以下なので当然)箱の鳴り(箱の共鳴)がDW−S1よりもやや多い感じがする。
距離を離れて聴くとDW−S1の良さが際だつが、スピーカーから1m〜1.5m以内のニアフィールドになると、DSW−T1の方がバランスが取れて感じられる。

スピーカーから2m以内のニアフィールドで使うなら、という但し書きは必要だがその範囲を守れるなら、あるいはリスニングルームが6〜8畳以下なら、迷わずこのスピーカーをお薦めする。

ドライで色づけの少ない感じはDW−S1と共通の良さを感じる。

鮮烈な音の魅力という部分では、DW−S1の独壇場だが、音楽を上手く聴かせるという魅力はDSW−T1もまったく負けていないし、逆にその部分を割り切ってチューニングされているDSW−T1の方が勝るとも言える。

雰囲気は細かく良く出る。

音も細やかだが、DW−S1よりは少し情報量が少ない。REQSTの西野さんに確認したところやはりウーファーをシングルにした影響でどうしても情報量は減っているとのこと。

ただし、価格は半分以下になっているので、それは贅沢と言うもの。

なぜなら、DW−S1の情報量を100としてDSW−T1の情報量は、50になっているわけではなく、70〜80くらいは問題なく確保できているのだから。

また、お薦め度のところで述べたようにスピーカーから1.5m以内で聴けば、情報量もDW−S1と大差なくなる。違いは「包み込まれ感?」横方向や後ろ方向からの音がやや少ないという部分だけになる。

非常に細やかな音が出る。

スピーカー全体を上手く鳴らして音楽を聴かせるタイプのスピーカーでKRIPTON KX−3と比べると「切れ味」や「ダイレクト感」では、KX−3がT1を凌いでいることがわかる。

T1の良さは、バランスと雰囲気の出方が上手くコントロールされていることで、このスピーカーだけを聴いていると良い意味で「完全に騙されて」しまう。

ツィーターとウーファーの音の繋がりも秀逸で、やはり非常に良くできた高性能フルレンジスピーカーを聴いている感じがする。

雰囲気は自然で良く出る。音楽を聴くのが楽しい音だし、いろいろな音楽を聴いても、どれかに偏ってどれかが聴けないという印象はなく、どんなソフトにもマッチする。

 

DW−S1よりもやや芯が弱くおとなしく、ツィーターのランクが一つ落ちる?ような感じもあるのでまたしてもREQSTの西野さんに確認したところ、ウーファーを一つにして能率が下がった分、ツィーターのレベルを合わせるために入れた抵抗による音質ロスがどうしても避けられないということだった。
それを補うために、箱の上を曲げてツィーターの音を「押す」用に工夫されているが、お薦め度のところで書いたように、スピーカーから1.5m〜2m以上離れて聴いたときと、近づいて聴いたときの差がDW−S1よりも大きく、S1にくらべるとスピーカーから音が飛ばないから、近くで聴く方が良い印象。

だが、それはS1との比較で、通常のスピーカーと比べると十分以上の能力があり、価格までを考慮すると「素晴らしい」といえる。

中域はDW−S1よりも箱の鳴きが大きく、ダイレクト感がやや殺がれているが、逆にエコー成分は多い。

それは「箱の鳴きが多い」と言うことなのだが、「共振」に対し造詣の深いREQSTのノウハウがここに生きている。

箱の「鳴き」は見事なまでにユニットの音と呼応し、一体となって音楽を聴くときに「濁り」の成分とならない。

倍音は伸びやかで濁りが無く、スピーカー全体が一つの「楽器」のように朗々と鳴る。

打楽器系のダイレクト感は、DW−S1が明らかに上手だが、T1はの方がより中域は豊かで響きがよい。

楽器やボーカルなどのファンダメンタルな領域を色濃く、艶やかに響かせ、楽しませてくれる。

 

低域は、ウーファーがシングルになり、箱の厚みが薄くなったこともあって「箱を鳴かせて」やや量を増やしているイメージが強い。

REQSTの西野さんは否定するが、このウーファーユニットなら個人的にはもう少し低域はリジッドにスパッと出て欲しい気がする。

だが、それはDW−S1と同じクォリティーの高域、非常に芯の強い高域が実現されてのことで、DSW−T1の全体的なバランスを考えると、非常に高度にチューニングされた低域と言える。

音楽を楽しく聴かせてくれる「溜め」や「厚み」のある低音がこのサイズのスピーカーで実現するのは素晴らしいと思う。

ステージ(音源)までの距離感はやや近く感じられるが、それが音楽の「熱気」・「躍動感」となって伝わる。

ニアフィールドモニターとして、良くコントロールされたバランスの中で音楽を安心して楽しめる。

オーディオ的なモニターではなく、まさにリアル・ミュージック・モニターという言葉がふさわしいような、響きがトータルで高度にチューニングされた良さをもつ製品だ。

響きが高度にチューニングされているため、各音源までの距離感も非常に正確。

REQST DSW−T1(製品版)
(実際に発売されているモデルです。マイナーチェンジ大幅に音質が改善されました)
改良内容:ツィーターのアッテネーター抵抗値を20%減らし、それに伴いクロスオーバー周波数を8KHzから8.7KHzに変更。抵抗値が小さくなったことでより鮮度が高く、芯の強い高域が得られるようになりました。ウーファー大振幅時の背面のエアーダンピングを低減するため、エンクロージャーにdamped air vent(空気抜き穴)を追加、低域のレスポンスを向上。より開放的で切れ味の良い低域に磨きがかけられました。
お薦め度 情報量 雰囲気 高域 中域 低域 距離感
★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ほどよい

DW−S1のシングルウーファーモデル。(製品版)

プロトタイプに「構造材」が追加されたのか、箱鳴きがほとんど感じられないレベルに低減され、エンクロージャの強度不足に関する「マイナス点」がほぼ完全に払拭された。
DSW−T1との比較では、音の芯やエネルギー感の強さでは譲るものの、レスポンスの良さ軽快さという部分では、DW−S1を越えた!と感じさせるほど「鳴り」がスムーズで良くなっている。
エンジンで言うなら、トルクのV8がDW−S1、軽快なレスポンスの4気筒がDSW−T1といったイメージか?

DW−S1の鮮烈な「音の魅力」は捨てがたいが、音楽を「上手く聴かせる」という魅力はDSW−T1もまったく負けていない。
スタジオを強く意識して音決めされた「DW−S1」に対し、より大胆に「楽しさ」を追求してチューニングされたDSW−T1の方が一般的には使いやすいだろう。
とにかく、音離れが良く、聞いて楽しいスピーカーだ。

ライブを聴いたときの「拍手」が改良前は、やや平坦で広がり感がもう少し欲しかったが、改良後は「これこれ!」と思わずにんまりするほど、細やかでリアルに音が広がる。
ステージまでの距離が一気に縮まった。情報量は、DW−S1と比べても大きな差はない。ただし、やはり「低音の差」が出て「雰囲気の濃さ」はDW−S1には及ばない。これはシングルウーファーという構成と価格を考えれば、あきらめるべき部分だが、改良前に比べて、その距離感は(音質差は)ぐっと近くなっている。
DW−S1の情報量を100とするなら、改良版のDSW−T1の情報量は80くらい確保できている。スピーカーから離れて聞いた時の情報の劣化も改良後のモデルではまったく問題なくなっている、違いは「体が包み込まれるような感覚」がDW−S1の方が強いという部分だけになった。
音の差として感じられる部分はほとんど聞き取れなくなくなった。

スピーカー近づいても、離れて聞いても非常に細やかな音が出る。
DW−S1が持っているツィーターの能力の高さがそのまま引き継がれた感じがする。

スピーカーから出る音のタイミングや質感のバランスがものすごく良い。全体としてはDSW−T1、あるいはREQSTサウンドの癖を感じさせのかも知れないが、その「色づけ」は非常に薄く、なおかつ「すごく均一」なのでそれを「癖」や「色づけ」と認識できない。
結果として、とても素直で色づけのない音だと感じられる。
KRIPTON KX−3と比べると、DSW−T1の「バランスの良さ」が際だってよくわかるだろう。
ツィーターとウーファーの音の繋がりも秀逸だが、改良後はツィーターの良さがハッキリと出てくるので、高性能フルレンジスピーカー+高性能ツィーター=高性能2Wayスピーカーに無理なく生まれ変わっている。

雰囲気は、楽しく躍動感が強い。体が自然に動き出すようなリズムを持っている。癖が少なくどんなソフトにもマッチする。楽器の音色も見事にに描きわける。

高域アッテネーターの抵抗値低減により、音にしっかりとした芯があり、遠くまで減衰せずに飛んでゆく心地よく、特徴的なツィーターの音は、DW−S1と遜色がなくなった。

カチッとした芯がありドライな音はドーム型にはなく、ホーン型に近いこのツィーター独自の持ち味。

色づけがなく、指向性が緩やかでリスニングポジションを選ばずに良い音が聞けるというホーン型にはない、ドーム型に近い良さもこのツィーターの持ち味。

結果として、癖がなく芯が強く、聞く場所を選ばす高域が飛ぶ=リスニングエリアが広いというツィーターとしては理想的な特性がこのスピーカーでは実現している。
人の声はキツくならず、ナチュラルなのにシンバルやドラムなど打楽器系のアタックがきちっと再現されるのは、この価格帯のスピーカーでは、多に例がないといっても過言ではないだろう。

中域はDW−S1よりも箱の剛性が低いので「ダイレクトな圧力感」には、どうしてもやや譲るところはあるが、「軽やかなレスポンス」は素晴らしい!
小型スタジオモニター定番の「YAMAHA NS−10M(音はそれほどよいと思わないがレスポンスは抜群)」に匹敵するスピーディーで素直なレスポンスを持っている。高域との繋がりも良い。

やや残念なのは、「厚み」や「質感」がやや「軽い」ことだ。かなり大型のパワーアンプを使ってテストをしたが、それでも「中域の厚み」は物足りなさが残ったので、その部分に関してはこのスピーカー固有の特徴と割り切るのがよいだろう。
倍音は伸びやかで濁りが無く、スピーカー全体が一つの「楽器」のように朗々と鳴るという長所は、改良によりさらに伸ばされ、もはや「スピーカーを聞いている」という感じがしない。

空間から、音が「ポンッ!」と出てくる、飛んでくる感覚は、なかなか捨てがたく、実際にすでにDW−S1が入っているスタジオにもDSW−T1が追加導入されるという事例も複数あったと言うことだ。

低域は、damped air ventの追加により、レスポンスが圧倒的に向上した!
私が望んでいたように、低域がリジッドにスパッと出てくるようになった!

広域ネットワークの改良で、ツィーターにDW−S1と同じクォリティーが実現したことで、ウーファー側にも思い切った改良を施すことが可能となったのだろう。
高域に合わせてチューニングされた「低域」と言う感じはもはやまったくない。ツィーターもウーファーもその能力の限りに、その能力の限界まで軽々と「鳴って」いる。
そのバランスも非常に良く、雑味やノイズ感も無い。
私は、現在DC5(インテグラ TYPE−R)に乗っているが、8000回転を越えてまったく雑味なく軽々と回転を挙げてゆく、HONDA エンジンの緻密さ、バランスの良さ、軽快さと通じるものをこのスピーカーに感じる。

その軽快さを一度でも味わうと・・・、たぶん他のスピーカーを持っていても、DSW−T1も欲しくなってしまうほど魅力的なレスポンスを持っている。

ステージ(音源)までの距離感は、非常にリアル。

改良前は、ステージが前後方向にやや浅く感じられたが、改良後は「距離感がドンピシャ」になっていて、ステージの「熱気」・「躍動感」がリアルに伝わり、非常に密接な「一体感」が得られるようになった。

ニアフィールドモニターとして「良くコントロールされたバランスの中で音楽を安心して楽しめる」という方向から「生演奏をその場で聴いているようなリアリなイメージで音楽と一体となれる」という印象へと大きく変貌を遂げた。

まさに、リアル・ミュージック・モニターという言葉がふさわしいような、響きがトータルで高度にチューニングされ「完全に一致したバランスを持つ」製品へと大幅にアップグレードされた。

もはや「癖」・「色づけ」といった、マイナス要因はまったく感じられない。
演奏者とリスナーを「隔てるもの」が何もない。

聞くことが心地よく、ただただ幸せだ!
この音は、ミュージシャンとリスナーを強く結びつけ、そして間違いなく双方を平等にハッピー!にするはずだ!

 

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