NEC LCD2690BK-SV NECディスプレイソリューションズ MultiSync. LCD2690 WUXi SHARP LV65TH1 PIONEER PDP6010HD

画質 比較 イベント アンケート 評価 結果

展示会で見たときその画質は、正直△だと思いました。THXの認定を受けているとは思えないほど黒が浮き、動画が流れ、ノイズが目立っていたからです。その後、店頭にメーカーが持ち込んだ視聴機を見て驚きました!私の目には、PIONEERのKUROよりも綺麗に見えたからです。

このディスプレーイ最良のポイントは「発色が自然」だということです。KUROのやや蛍光がかった派手な発色も好きですが、Tシリーズの色はフィルムや生に近い滑らかで落ち着いた中間調の深い発色です。こんな色合いが液晶で出せるとは・・・。俄には信じられませんでした。すぐに店頭用に視聴機を発注(買取なので日本橋では逸品館しか置いていません)し店頭でKUROと比べていただけるようにしています。価格が高いのでKUROと対等に売れているとは言えませんが、それでも高い評価をお客様から頂き地道に売れています。

現在世界最高のお墨付きが得られたフラットディスプレイは、このモデルだけです!

生産完了

発売直後の富士通のプラズマは、それまで私が見慣れていた高画質CRTモニターとは比べものにならない低画質でした。ざらつき、色の悪さ、黒浮き・・・、その欠点を数え上げればきりがなかったほどです。しかし、それから約15年、レーザーディスクの開発メーカーであったPIONEERが遂にCRTを越える高画質プラズマTVを完成させました。それが、このKUROです。

こんなに素晴らしいTVを作りながらフラットテレビ安売り合戦に巻き込まれ、コストダウンのためやむなく自社生産を打ち切る事になったことは、すでにご存じだと思います。今後は新聞でも発表されたようにPanasonicと共同で現在のパネルを改良し、Panasonicが量産することでコストを下げて生産が継続されます。予備発光を完全にゼロにして「コントラスト無限大」の達成を目差すその特別なパネルは、約一年後に発売可能となりそうです。

今回は、最高画質の液晶とプラズマの直接対決と言うことでKUROを選びました。

生産完了

Empowered by Innovation NEC

知る人ぞ知る、NANAOを越える1920×1080ドットのフルHD超高画質液晶モニター。その画質の細やかさと発色の鮮やかさ色彩の透明感は驚くほどで、雑誌のグラビア写真を見ているようと言っても大げさではないくらいです。

逸品館お薦めのLCD2690BK-SVは工場で選別した最良品のパネルを使い、さらに高画質に追い込まれています。また液晶やバックライトの変化による画質変化を自動調整できる「キャリブレーション」を行うためのソフトや、左写真の遮光フードが付属(画面中央のキャリブレーション用センサーは別売)しています。

5年間に延長されたメーカー保証と故障発生時の代替機貸し出しサービスなど、業務基準の完璧なアフターサービスも保証されている“プレミアム“モデルなら、長期間にわたって最高の画質を維持しながら高画質であらゆるソースをお楽しみ頂けます。近くで見ても美しいこのモニターをお使いいただければ、1畳〜2畳という小さなスペースでも納得のゆく画質が堪能できるプライベートシアターが構築できます!

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イベントの概要

会場は、昼間でも完全な暗室にできる逸品館3号館の「メイン試聴室」を使いました。視聴時の室内の明るさは、ディスプレイにライトが映り込まないように配慮して、手元の資料がかろうじて読める程度に設定しました。

視聴は、SHAPR LV65TH1、PIONEER PDP-6010HD、NEC LCD2690WUXIの順序で行い、デモンストレーションは3つの共通するソフトをご覧頂いた後、それぞれのメーカーが独自の説明を加えるという方法で行いました。このデモの間は、音は出さず画面だけを見ていただきます。その後にAIRBOW UX1SE/LimitedとSR7002/Specialの組合せで音楽をお聴きいただきました。

イベントに参加いただきましたお客様には、任意で下記のアンケートのご協力いただきましたのでその集計結果を皆様にもお伝えしたいと思います。

今回皆様にご協力いただいたアンケートの結果

プルーレイプレーヤーには、PIONEER BDP-LX80、DVDプレーヤーにはAIRBOW UX1SE/Limitedを使用し、接続はブルーレイにHDMI(WIRE-WORLD SHH)DVDにコンポーネント(適当に余っていた線をつなぎ合わせて使用)を使っています。NEC LCD2690BK-SVとDVDプレーヤーの接続は、DVIケーブルで行いました。

各フラットディスプレイの画質についてお教え下さい。

1. The Blossoms Digest/PIONEER Blu-ray DEMONSTRATION Disc 2007からをご覧頂いて
(スタジオで収録したソースの代表としてこの素材を選びました)

大変不満〜大変満足の項目のグラフの縦軸は、評価いただいたお客様の総数です。

総合評価は、大変不満(−3)〜どちらでもない(0)〜大変満足(+3)とし、評価の数をかけて算出しています。

LV65TH1

・ やや液晶感が残るものの十分視聴に耐える。大変素晴らしい。

・やや動きがボケる(ブレる)。

・とてもシャープな画質でした。

PDP−6010HD

・ 非常に色乗りが良かった。

・KUROの色が素晴らしい。

・黒はもちろん、赤もすごく綺麗。動きのボケも少なく大変良い。

・人物がとても生き生きとしています。

LCD−2690BK−SV

・黒浮き、発色。

総合評価(清原)

LV65TH1の発色は、フィルムに近く自然です。中間調も深みがあっていろ温度感を含めプロの視聴に耐える本格的な表現力を持っています。私はこの「肌色」が最も生に近いと思いました。ボケるというネガティブな評価がありますが、液晶は画面に近づくと液晶特有の「残像感」が強めに感じられるので、今回視聴位置がやや近かったという事が影響していると思います。

私から見れば「生に近い」と感じられるLV65TH1に対して、PDP−6010HDはメーカー講師の説明にもありましたが積極的に「赤」をやや強目にしてより暖色系で「血色の良い肌色を再現」するように留意しているとのことです。そのため赤色が生よりもより鮮やかに見える傾向があります。それがよい方に作用して今回の結果になったと考えられます。お客様のコメントにある「赤の良さ」の評価からもそれが伺えます。

2. PIRATES OF THE CAROBBEAN / DEAD MAN’S CHESTをご覧頂いて

(CGを多用した最新の映画ソースとしてこの素材を選びました)

LV65TH1

・映画館でこれを見たが、同じようなフィルムライクな画質。最も自然な肌色。

・照明を落とした部屋でも安心してみられる画質。

・動きブレがひどい。

PDP−6010HD

・LV65TH1とどちらがよいかわからなかった。

・黒が沈んで良かった。

・色がとても綺麗に見える。

LCD−2690BK−SV

・CGでは、一番画質がよかった。 

・黒浮き。

総合評価(清原)

スタジオ素材の再現性では、LV65TH1より評価の高かったPDP−6010HDですが、CGを多用した現代的映画の再現ではその評価の差が小さくなっています。個人的には、LV65TH1にやや黒浮きが感じられましたが、今回の視聴質が完全な暗室であったことが大きく影響しています。1号館店頭は、かなり明るい環境ですがそこでLV52TH1とPDP−5010HDを比較すると、黒浮きは全く感じられなくなり、逆に黒の階調はLV52TH1の方が豊かに感じられます(白黒映画の素材でよくわかります)。同じ理由で明るい場所で見ることを前提にしているLCD−2690BK−SVも黒浮きが指摘されています。

このように完全な暗室の環境であれば、PDP−6010HDの方が黒がしまって見えることは間違いありません。とはいえ、照明を落とした部屋でも安心してみられルノコメントがあるようにLV65TH1は、他の液晶TVとは違って完全暗室で見ても全く問題のない高画質を実現します。

3. THE BROTHERS GRIMMをご覧頂いて
(フィルムライクな映画の代表としてこの素材を選びました)

LV65TH1

・遠近感が最も感じられた。

・PLUS-VISION PIANO(HE3200)のような画質だった。

・動きブレ。

PDP−6010HD

 ・個人的にベスト。

・プラズマ特有のざわざわ感を全く感じなかった。

・遠近のボケ感が良い。液晶は、もやーとボケている感じがする。

LCD−2690BK−SV

・黒浮き。

総合評価(清原)

フィルム素材の映画素材では、Pirates of Caribeanとほぼ同様の評価となりました。

4.SHAKESPEARE IN LOVE (DVD)をご覧頂いて
(DVDのリファレンスソフトとして最も画質が良いと思われるこの素材を選びました)

LV65TH1

・正確に描写されている。

・色割れを起こしている。

・やはりDVDは、いまいちかなと。

PDP−6010HD

・シャープより少しボケているが、どれか一つと言われれば、KUROが欲しいと思った。

・粗さはあるが、ブラウン管に負けていない。

LCD−2690BK−SV

総合評価(清原)

ブルーレイを見ていただいた直後に情報量が1/7しかないDVD(ブルーレイの200万画素に対してDVDは、30万画素しかありません)を見ていただくというかなり過激?な比較視聴であったにもかかわらず画質の評価が大きく下がっていないことに注目します。各メーカーの講師からも「字幕のガタガタを見なければ、ブルーレイとの区別がわからない!」という驚きの声が上がっていました。これは、AIRBOW UX1SE/Limitedの画質が優秀であることはもちろんですが、DVD作成時のダウンコンバートが入念に行われていれば、一般に思われているほどブルーレイとDVDの間に絶望的な差がないという証拠でもあります。

このソフトでは、LCD−2690BK−SVの評価が大きく高まっていますが、画面サイズが限られているのでDVDソースでも画素の粗さがほとんど目立たないためです画面サイズから計算するとLCD−2690BK−SVの画素は、LV65TH1の僅か1/6.5です。実際にかなり近くで見てもその「画素」が見えることはありません。LCD−2690BK−SVで見るブルーレイとDVDの差は、もうほとんどわかりません。1号館ではLCD−2690BK−SVにAIRBOW DV6600/KAI−MLを接続してDVDを写していますが、それでもブルーレイとの差は、ごく僅かです。画面の小ささは、七難隠します。ご家庭では、視聴距離に対して画面を欲張りすぎないことが最も大切です。

UX1SE LIMITED + SR7002/Special-SRの音質についてお教え下さい。

フロントスピーカー:PMC BB5 + AIRBOW CLT−3

センタースピーカー:AIRBOW IMAGE11/KAI2 + CLT−THEATER

リアスピーカー:PMC OB1 + AIRBOW CLT−3

サブウーファー:サーロジック SPD−SW1600 (生産完了品

接続:RCAインターコネクト(AIRBOW SU−095WE相当品)によるアナログ5.1ch接続

1. HERO (dts/DEMONSTRATION No.9)をご試聴いただいて
(映画音声のリファレンスとして、ダイナミックレンジ、方向性などサラウンドに必要な要素が凝縮しているこのソフトを選びました)

・このソフトでこんなに水の音が聞こえるとは知りませんでした。

・すばらしい。

・自宅サラウンドと比較して、前方の奥行き感がでていて素晴らしいと思った。

・迫力ありすぎ(良い意味で)。

・台詞の解像度は、抜群に良いと思います。センタースピーカーの効果がよく出ていると思う。IMAGE11/KAI2とBB5の組合せでここまで行くかと驚嘆。

2. ニューイヤー・コンサート 2002 小澤征爾(DVD)をご試聴いただいて
(サラウンドで収録されたクラシック・コンサートの代表としてこのソフトを選びました)

・まるでコンサート会場にいるかのようだった。

・ウィーンフィルの柔らかい音質が感じられた。

・クラシックは、さっぱりわからないが拍手や観客のざわめきがリアルでした。

・槇原敬之の特長は、ア行の母音!それがとても素晴らしい。ピアノとの実在感はすごい!

3. ザ・コンサート 槇原敬之(DVD)をご試聴いただいて
(サラウンドで収録されたPOPS・コンサートの代表としてこのソフトを選びました)

・ドルビーデジタルの音でも全く不満はない。

・本当のコンサート会場にいるようで感動した。

・槇原は、そんなに好きではなかったがこんなに深みのあるヴォーカルとは・・・。ぐっときたなー。

4. COME AWAY WITH ME / NORA JONES (SACD)をご試聴いただいて
(CDとSACDの音質差の比較のためこのソフトを選びました)

・空気感は、やはりSACDの方が良いか?

・ウッドベースのピチカートがすごく良い。JAZZは、SACD(高音質フォーマットの意味)になるとリアル感が無くなって嘘っぽくなるのだが、これはOK!

・2chとは思えないサラウンド感。

・同じソフトのSACDは、自分の所有しているが音の伸びが素晴らしい。

5. COME AWAY WITH ME / NORA JONES (CD)をご試聴いただいて
(CDとSACDの音質差の比較のためこのソフトを選びました)

・当たり前ですが、自宅のシステムの音とは全く違う。

・Good!

・CDとSACDの音質差をほとんど感じないのに驚いた。

・SACDと比べて響きがなくなった。

・SACDと大差なく驚いた。

・大変まろやかに聞こえた。SACDよりも良い。

総合評価(清原)

自社製品なので多くはコメントしませんが、SR7002/Specialでも今回の大型システムをきちんと鳴らせた(音質に対するネガティブな評価は一切無かった)ことや総合評価が平均している(グラフ参照)ところが、とてもAIRBOWらしい結果を頂戴できたと、私は大変満足(納得)しています。

なぜなら価格やソフトのフォーマットの違いで「満足」・「不満」が出ていないということは、あらゆるソフトを「納得の音質画質でお楽しみ頂きたい」というAIRBOWの目標が達成できていると言うことになるからです。

今回、御試聴頂きました製品全般についてお教え下さい。

音質(セッティングを含む)は、どのように感じられましたか?

大変不満 不満 やや不満 どちらでもない やや満足 満足 大変満足
1 0 0 2 0 10 10

逸品館を他のAV専門店と較べて、不足していると感じるところや、力を入れて欲しい所はありますか?

・不足しているところはあるけど、それは貴店の強みでもあるので今のままで良い。

・基本的に今の通り、値段カタログスペックにとらわれないで良い商品の提案を続けてください。

・品揃え。

・(大変不満の理由)音質に関しては、スピーカーが良すぎて自宅と比較にならない。家でどうか?が想像できないのでフロント・スピーカーをPMC OB1くらいにして欲しいのですが。
※社長:仰ることはよくわかるのですが、それではイベントになりません。OB1との組合せは、普段お店でご確認いただけます。店舗にてお気軽にご用命下さいませ。

・大型商品を買ったときの配達設置をしてもらえたらいいのですが。

今後の試聴会やイベント、逸品館のスタッフなどへのご要望や、ご意見がございましたらご記入下さい。

・AIRBOW製品の比較試聴会を開催して欲しい。

・試聴会を増やして欲しい。

・個人的には、PDP-6010HD+BDR-LX80の画質がベストだったが、音質はどうなん?という疑念が・・・。

・最後の視聴(メーカー独自の説明部分)について、内容が個別であったため、何がどれが?というのがわからなかった。

・このようなイベントをもっと増やして欲しい。

・いつもお世話になっています。貴社のおかげで楽しいAVライフを送っています。今後とも親切なアドバイス、よろしくお願いします。

今回のイベントは、始めて逸品館へ「メーカーから講師」を招いて行いました。それは、変化の早いフラット・ディスプレイの最新の技術解説を交えた商品紹介はメーカーの講師が最も詳しいことに加え、今回ご覧頂く3メーカーが直接の利害関係になく(商品のクラスが違っている)、お互いの良さやそれぞれの特徴をアピールしても競合しないと判断したことが理由です。

また、このような同時に複数のメーカーの商品を「メーカー講師の説明の元で比較する」という機会は、我々のような専門店でなければ、お客様に提供できないのも間違いありません。

結果としてこのイベントは大成功に終わりました。お客様にもメーカーから来られた講師の方にとっても充実した時間を過ごしていただくことができました。機会があれば、また同じ企画を立てたいと考えています。

2008年4月 逸品館代表 清原 裕介 

 

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