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イギリス製コンポ(MUSICAL FIDELITYM2scd、M2si・Wharfedale LINTON HERITAGE)を聞いてみた。

Wharfedale (ワーフデール) LINTON HERITAGE

 

イギリスメイドのビンテッジスピーカー復刻モデルがまた1つ登場しました。Wharfedale「LINTON Heritage」は、昔ながらの長方形のキャビネットに、最新のケブラー振動板ユニットを装備する「3Way バスレフスピーカー」です。
ネットを装着すると完全な直方体になる、60-70年代のスピーカーデザインをそのまま踏襲した外観は、どんなインテリアにもマッチしそうな、良い意味で「主張しないデザイン」で統一されていますが、ウーファとミッドレンジは共振防止のためそれぞれ個別の内部構造材にマウントされていますし、フレームも強化されたものが使われるなど最新技術が惜しみなく投入されています。振動板の素材はケブラー、ネットワークは最新のシュミレーションソフトが使われ、ユニット間の位相整合性が追求されています。
ツィーターはフェライトマグネットにテキスタイルドーム型振動板が組み合わされ、取り外せない保護グリルが装着されています。仕上げは、ウォールナットとローズナットの2種類で価格は、275,000円/ペアです。音質とデザインに配慮され作られている別売のスタンドを同時に購入すると300,000円/ペア・セットと割引になりますが、専用スタンドのみ購入の場合は、55,000円/ペアになります。

Wharfedale LINTON Heritageは、Wharfedaleらしくそつなく作られたスピーカーです。外観や構成などからは、他社のRogersの復刻モデルなどと比べるとお買い得に感じられますが、Diamond Seriesと見た目あまり変わらない「ユニット」が使われているなど、Wharfedale Groupの製品としては、やや割高な感じがあります。たぶん、突き板仕上げのエンクロージャーなどにもコストがかかっているのでしょう。
音質は、Wharfedaleらしくバランスの良く自然な雰囲気に仕上げられています。ただ、ケブラーを振動板に使うユニットの影響もあるのでしょうか、音質は60-70年のヨーロピアンサウンドそのものではなく、若干現代的にリファインされています。外観は当時のままですが音質は現代的に進化し、当時のスピーカーよりはややドライで響きも少なめに感じました。

  

Wharfedale(ワーフェデール)製品のご購入お問い合わせは、経験豊富な逸品館におまかせください。

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MUSICAL FIDELITY(ミュージカル・フィディリティー) M2Ssd、M2si

M3Scd M3Si

  

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M2siは、「440*400*100mm/9.2Kg」のクラス平均的サイズと重量を持つプリメインアンプです。入力は、RCAが6系統、出力は音量可変のPRE-OUTと固定のTAPE-OUTが各1系統備わります。最大出力は、60Wで最大消費電力は320Wとかなり大きい数字に驚きますが、無信号時の消費電力は16Wで使用時の発熱はごく僅かですから、上位モデルと同じAB級でA級の音質を発揮する特別な回路(A Hi-class)が採用されていると思われます。価格は、218,000円です。

M2siは、MUSICAL FIDELITYらしい滑らかさと、適度な響きと艶を感じさせる「ウェル」なサウンドに仕上がっています。特に弦楽器を聞いたときの滑らかさと艶やかさ、適度な刺激感の演出は素晴らしいと思いました。

このクラスのイギリス製プリメインアンプの中でも音質はピカイチで、アコースティックな楽器が使われる音楽や、女性ボーカルに向いていると思いました。

 

M2scdは、サイズがプリメインアンプのM2siとほぼ同じですが、重量は6.65Kgです。この価格帯のCDプレーヤーとしては珍しく「デジタル入力」を装備せず、出力もRCAが1系統と、至ってシンプルなCDプレーヤーに仕上げられています。

価格は、198,000円です。
どちらのモデルもアルミを削り出し加工している上級モデルと共通デザインのフロントパネルが採用され、正面からの見た目は価格以上のクォリティーを感じさせるのは、良いところだと思います。

今更「CD専用機でデジタル入力もないのに20万円もするの?」とあまり良い印象を持たなかったM2scdですが、音が出てびっくりです。きめ細かく滑らかで、筐体が軽いにもかかわらず中低音もしっかり出ます。この音質なら、20万円で購入しても後悔はしないでしょう。

またその音質は、PHILLIPSのメカとマルチビットDACを搭載していた時代の人気モデル、SUTUDER A730やREVOX B226にかなり近いイメージですから、80-90年代のマルチビットDACを搭載するCDプレーヤーの音質がいまだに忘れられず、買い替えを躊躇し続けている方にも違和感なく受け入れられると思います。

今回は、Wharfedale「LINTON Heritage」と、同じイギリスの伝統あるブランド「MUSICAL FIDELITY」のエントリークラスのコンポーネント「M2si」と「M2scd」を組み合わせて試聴しました。

音質比較動画(YouTube)

音質評価

エンクロージャのエッジより、バッフルが奥まっているビンテージデザインでは、エッジ部が高音を反射し「奥行き」が出にくいことが多いのですが、LINTONは全くその悪影響を感じさせません。スピーカーを取り巻くように音場は大きく広がり、近くと遠くで鳴く鳥の声も立体的に再現され、音場が2本のスピーカーの中央深くに広がるのも良いところです。
水の音は滑らかで清涼です。温度感は、春から初夏にかけての「せせらぎ」をイメージさせ、清流に木漏れ日が差し込み、鳥が楽しそうに囀りあっている様子がしっかりと伝わります。
目を閉じると、目の前をせせらぎが流れているようです。

バイオリニストの弓使い、指使いが見えるように、細やかに楽器の音色が変化します。
エンクロジャーやユニット間の共振が見事に抑えられ、澄み切った濁りのない楽器の音と音場空間が醸し出されます。楽器の音量の強弱に伴う、音色の変化も見事に再現されます。
最近コンポーネントの価格はうなぎのぼりですが、セット価格で70万円を切るコンポでここまで完成された音が出せるなら、これは20年以上前の同価格のコンポよりもコストパフォーマンスは高いと断言できますし、最近聞いたコンポーネントの中でも「音楽再現装置」としての能力はずば抜けていることも間違いありません。
スピーカーとコンポの相性が良く、目を閉じると「生演奏」としか感じられない音が出てきます。
このバランス感覚、再現能力はすごいです。

ギターの音は甘く、響きが美しいです、ボーカルは、子音まですっきりと伸びていますが、ざらつきやトゲトゲしたところは一切感じさせません。

しかし、この曲では「音の細やかさ」が若干不足して言うように感じられます。音は良いのですが、密度感がやや低く、生々しさが先に聞いた2曲ほどずば抜けているようには感じられません。良い音ですが、まだ「先」が見えるような鳴り方です。

ピアノの中低音が少し肥大して、重低音部分の再現も不足しています。
この曲では、バッフルの反射やエッジ部分での解析が影響するのでしょうか「ボーカルの口元がやや大きく」感じられます。また、録音の影響なのか、音量が大きくなると少し「うるさく」感じることがあります。
せせらぎとバッハバイオリンソロは「完成」された印象が強かったのですが、モナリザと500Milesでは、もう少しなんとかしたいと感じる部分が聞こえてきます。もしかすると、ソース(録音)の状態をかなりリアルに再現しているのかもしれません。
500Milesは、ボーカルや伴奏がスピーカーから押し出されるように前に出てきます。そう言う「かぶりつき」の音を好む方には向くと思います。

一転して、この曲は鳴り始めから素晴らしく良い印象です。響きの広がりと、音が消えるまでの長さとその変化の様子。それぞれの楽器の質感の違いの再現と、スコアが見えるような正確な鳴り方、会場のノイズまで聞こえるほど高い解像力。

目を閉じると「せせらぎ」を聞いたときのように再び、ホールの中心に自分が座っているような感覚にとらわれます。
低音の量感にも全く不足はありませんし、スピーカーやコンポーネントの存在感も完全に消えてしまいます。
まるで、昔からずっとここにあったように、自然な音で鳴っています。

ベースの低音が効いていて、体を震わせます。ベースの音階やリズムがしっかりと分かるのも素晴らしいところです。ボーカルは、ちょっと前に出過ぎますが、エネルギー感があってそれも良いと思います。
トランペットも指使い、息使いが見えるように、細やかに変化します。
やや不満があったモナリザとはかなり印象が違って、この曲は納得できる音質です。
シンバルの抜ける感じが印象的でした。

ピアノの高音に若干ピークがあり、うるさく聞こえることがあります。
ボーカルとピアノの前後関係もちょっと浅く、ピアノとボーカルの立ち位置が同じポジションになっています。
ボーカルは、口元を拡大したような鳴り方で、少し情緒にかけています。
悪くはありませんが、ツッコミがややきつすぎる感じです。

シンセサイザーの音は切れ味が良く、低音の量感や押し出しも抜群です。
ボーカルは、マイクの位置で聞いているようにはっきりと、細やかに鳴ります。
ボーカルが中央やや前、伴奏はスピーカー後方左右に広がって、音場空間の演出もバッチリです。
ただ、この曲だけではなく全体的にボーカルの音像は「やや大きめ」です。

総合評価
MUSICAL FIDERITYの二つのコンポーネント、CDプレーヤーのM2scd、プリメインアンプのM2siは、セットで使うべきコンポーネントだと思います。セパレートアンプほどの強大なスピーカー支配力、超高級デジタルプレーヤーほどの驚異的な解像度は持っていませんが、セットで使うことにより音楽を表現するためには「何がどうあるべきか」が完全にわかって作られている音質を発揮できるからです。
コンポーネントの存在感がとても薄く、自然と音楽に集中できるこの感覚は「AIRBOW」とよく似ていますがAIRBOWを着心地の良い普段着に例えるなら、Musical FIDELITYはそれよりもほんの少し折り目正しい、フォーマルスーツのような印象を覚えます。
ここが良いと思うのは、音がわからないメーカーのカタログにありがちな「スペック信仰」から決別し、「音楽を再現するためには何が重要か?」をMUSICAL FIDERITYが培ってきたフィロソフィーに基づいて追求し、それを実現したところにあります。

聞き始めは耳新しくてもやがて窮屈に感じられるような明瞭度優先の間違った方向のサウンドや、音が出た途端に違和感を覚えるような不自然な感じは一切ありません。音質も十分に細かく、またデジタルを一切感じさせない滑らかさや響きの良さも魅力です。
このクラスのおすすめ海外製コンポーネントはいくつかありますが、その中でも最も自然で聞き心地の良い音質だと思います。

私はAIRBOW機器を作るために「材料」の音質を探求しています。MUSICAL FIDELITYが使う「材料」も同じものを取り寄せて音質のチェックを行いました。そのどれもが「良い音」でした。M2sシリーズは、同価格帯の日本製品よりも材料にコストが割かれていませんが、彼らが選りすぐった「安く良い材料」で作られているため、同格帯の日本製品より低コストで作られていても、それらよりも「良い音質(あるいは心地よい音質)」を実現できるのです。イギリス人らしい、賢いやり方です。

LINTON Heritageは、復刻されたこの手のデザインのスピーカーの中では価格が安く、仕上げもそこそこ綺麗です。しかし、音質はやはり50万円を超えるBBSモニターの復刻モデルには及ばない部分を感じました。残念ながら電子機器とは違い、スピーカーは「音質とコスト(特にエンクロージャー)」が密接に関連するからです。また、バッフルからの反射音の処理が行き届かず、本来小さくていいするべき「ボーカルの音像」がやや大きくなる点や、後方に下がるべき楽器の音がやや前方に定位する点も、ソフトによって気になりました。しかし、交響曲や録音に優れた電気楽器系の音楽では、価格を大きく超える細やかで立体的な音質を発揮したのも間違いありません。
専用スタンドですが、音質を考えればスピーカーをもう少し床から持ち上げたいので後10~20cm高い方が良いのですが、見た目の安定感や転倒の危険を考えれば、この高さが正解です。そこで音質を重視されるのであれば、Tiglonなどの特注スタンドを使うのも良いと思います。底板には、小さなゴム製の足がついていますから、ローボードなどの上において鳴らすのも良いでしょう。
ちょっとレトロな内装のリビングや、喫茶店のような人が集まる場所で、外観さりげなく、音質素晴らしく、という使い方がマッチするように思いました。

小音量では、気になったバッフルからの反射の影響も消えますし、エンクロージャーの共振の悪影響も受けにくくなり、このスピーカーが持っている基本性能の良さが発揮されますから、音量はあまり上げないでオーディオをお使いなら、このスピーカーは「おすすめ(お買い得)」だと思いました。音質評価でも、おしなべて「音量が小さいソフト」の評価が高かったことからも、小音量に強いことが間違いでないと分かります。

2019年9月 逸品館代表 清原裕介 

 

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