このアンプでには、驚きを通り越して畏敬の念すら抱く。
生意気かも知れないが、自分が作ったアンプ以外に感動するなんて!久しくなかったことだし、心の底ではあきらめてすらいたことだ。
アンプジラ。不思議なアンプだ。
スピーカーを換えてもアンプジラが鳴っているとすぐにわかるほど、素晴らしく個性的なアンプ。
大型スピーカーをまるで小型スピーカーのように鳴らしきってしまうスーパーアンプ。信じられないほどノイズが多いのに、音を聞けばそんなことは完全に忘れてしまうアンプ。頑とした個性を持っているはずなのに、それをまったく感じない。
固有の色を持っているはずなのに、それがまったく気にならない。
このアンプを作った人に会ってみたくなる。それがアンプジラという個性。
このリポートを書いている時点ですでに一週間アンプジラは手元にある。
そして、この一週間はアンプジラしか聞いていない。アンプジラ以外は聞きたくないほど、それくらい気に入っている。返却は明日なのだが、実はギリギリまで聞いていたくて、まだ箱に入れていない。明日の午後にでも、別れを惜しみながら梱包しよう。
でも、その別れは長いものではない。すぐに新しいアンプジラが3号館にやってくるだろう。
一人でも多くの方に聞いていただくために、なによりも私自身が聞きたいために、試聴機という形で購入するからだ。
(2006年4月28日、ampzilla 2000を3号館に常設しました)
それほど気に入ったアンプだが、大きな欠点もある。
トランスが唸る。これは電源環境が悪い場合や、ノイズを嫌う方には耐えられないだろう。
電源を切るときと、特に入れるときにスピーカーから大きなポップのノイズが出る。
問題ないとわかっていても、その音は大きくかなり心臓に悪いから、神経が太くないと耐えられないだろう。
ハムノイズも残留ノイズもかなり多い、能率の高いスピーカーでは、相当騒がしいだろう。
この点に関しては、前近代的だ。
その欠点を知っても、私はこのアンプなら倍の180万円でも高いとは思わない。
このアンプがあれば、AIRBOWがなくても良いと思うほど素晴らしい製品に出会えた事が何より嬉しい。
そしていつかは、AIRBOW UX1SEとCU80Specialに3ペアのアンプジラを繋いで、サラウンドを聞いてみたい。きっと、今まで誰も聞いた事がない、そしてこれからも誰も聞くことが出来ないほどのすごいステージが聞けるだろうな・・・。
そう思いながら、私は確信した。オーディオには、私もまだ知らないすばらしい未来があることを!
2006年10月発売、プリアンプ、ambrosia2000の試聴テストはこちら