【音質・画質をアップする、使いこなし技】4. アクセサリー使いこなし技(オーディオボード)

オーディオ・アクセサリーを使いこなそう

■オーディオボード

オーディオ機器で最も大きく振動するのは、「スピーカー」です。

スピーカーのキャビネット(筐体)は、楽器の胴(共鳴体)と同じようにユニットの振動を受けて響きを生じます。スピーカーを「美しく響かせ音質を改善する」ために、音の良い「ボードやインシュレーター」を使いましょう。

スピーカーの「置き方」で良くないのは、「柔らかいもの」、「響きの悪いもの」の上に乗せることです。

畳やカーペットの上にスピーカーを置いた場合、中高音の明瞭度が上がらず、低音がブーミーになりがちです。ソルボセインやゴムのような、柔らかい材質のインシュレーターをスピーカーの下に置くのも止めましょう。

柔らかくはありませんが、煉瓦やコンクリートブロックのような多孔質で響きが鈍いものの上にスピーカーを置くと、やはり中高音の明瞭度が低く低音がブーミーになります。音場も濁り、広がりません。「御影石」も音が暗くなるので、なるべく使わないようにしましょう。

お薦めは、響きが明るく適度な内部損失(制振能力)を持つ人造大理石やコーリアンのボードです。

オーディオボードを機器の下に敷くとよけいな振動が抑制されて、音の広がり、明瞭度、低音の力感などが大きくアップし、見た目もグレードアップします。

人造大理石ボード

人造大理石ボードは、端材を利用しているので品質の割に価格が安くお薦めです。明るく快活な音質です。6mm厚は標準モデル、12mm厚は、より性能を高めたハイグレードモデルです。
ボードのサイズを標準的なオーディオラックに合わせてありますので、主要メーカーラックの棚板の上に敷くだけで簡単にオーディオ機器の音質を向上させられます。価格が安いので複数枚購入しても「お財布に優しい」のも魅力です。若干の寸法誤差、反りなどはご容赦ください。若干の傷は付きますが、スパイクベースを使わずにスパイク付きの機器を設置できます。

AIRBOW ウェルフロートボード用の強化天板としてもお使い頂けます。サイズは、35*45 / 44*49 / 40*60(cm)の3種類からお選び頂けます。

AIRBOW - JDB354506(人工大理石ボード 350mm×450mm 厚み6mm 1枚)《JP》【次回納期未定・ご予約受付中】
AIRBOW - JDB354512(人工大理石ボード 350mm×450mm 厚み12mm 1枚)《JP》
AIRBOW
JDB-354506
AIRBOW
JDB-444906
AIRBOW
JDB-354512
AIRBOW
JDB-454912
6mm厚、35*45cmサイズ6mm厚、45*49cmサイズ12mm厚、35*45cmサイズ12mm厚、45*49cmサイズ
人造大理石の端材を使っているので格安ですが品質は良好です。サイズ誤差は、±2mm程度。仕上げは白。
オーディオボードとしてもお使い頂けます。
6mmボードを貼り合わせた12mm厚の人造大理石ボード。
強度と制振に優れた、ハイグレードモデルです。
サイズ誤差は、±2mm程度。仕上げは白。
¥2,160(1枚)¥2,880(1枚)¥2,880(1枚)¥9,330(4本)
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すべての人造大理石ボードはこちらからご覧いただけます

○コーリアンボード

コーリアンボードも端材を利用しているので価格は安いですが、人造大理石に比べ強度がさらに高く粘りがあり、制振性に優れます。
13mm厚と13㎜を貼り合わせた26mm厚の最高級グレードモデルがあります。

重量級スピーカーの設置にはもちろん、一般的なオーディオラックなどに重量級のパワーアンプを乗せるときなどにお使いください。棚板が「強化」されることで機器の脚に「均等に荷重がかかり」音質が飛躍的にアップします。

若干の寸法誤差、反りなどはご容赦ください。

AIRBOW
DCB-354513
AIRBOW
DCB-454913
AIRBOW
DCB-354526
AIRBOW
DCB-454926
13mm厚、35*45cmサイズ13mm厚、45*49cmサイズ26mm厚、35*45cmサイズ26mm厚、45*49cmサイズ
13mmの極厚コーリアンボードの端材から作られたオーディオボード。サイズ誤差は、±2mm程度。
在庫があれば、仕上げが選べます。
13mmの極厚コーリアンボードを貼り合わせた26mm厚のオーディオボード。 サイズ誤差は、±2mm程度。
在庫があれば、仕上げが選べます。
¥4,110(1枚)¥5,650(1枚)¥8,220(1枚)¥11,300(1枚)
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(すべてのコーリアンボードはこちらからご覧いただけます)

○ウェルフロートボード

振動するものは、「動かないように押さえつける」よりも「自由に振動できる」ほうが、「振動は綺麗に消える」のです。

この理想的なフローティング機構を備えるのが、「ウェルフロート・ボード」です。

スピーカーを例にあげてこのボードの働きを説明します。

スピーカーユニットは前に動いた後同じ量だけ後に戻ります。スピーカーキャビネットが従来のバネやゴムを使った「フローティング・システム」で支えられていると、キャビネットに加えられた力が元に戻るとき「バネ」あるいは「ゴム」の「復元力」が加わって、戻り運動に遅れ(バネ歪み・ゴム歪み)が発生します。この余分な運動がスピーカーの音を「バネ臭く」あるいは「ゴム臭く」する原因となっていました。

東大阪「ジークレフ音響の永田氏」が発明した特許のフローティング・システムは、前に動いたユニットが元に戻るとき、完全にストレスフリーの状態を保ちます。ユニットの慣性力は、キャビネットの重量によってほぼ完全にキャンセルされ、不要な共振や共鳴が発生しません。さらにこのボードは、上下方向のフローティング機構も備えるため、床との共振(スピーカーによる床鳴りのフィードバック・ループ)も効果的に遮断します。

ウェルフロートボードを使えば、スピーカーの音が見違えるほど伸びやかに、軽やかに響くようになります。

ウェルフロートボードをレコードプレーヤーに使うと、ハウリングを完全に消せます。CDプレーヤーにも大きな効果があります。仕上げが美しく高級感のあるウェルフロートボードに機器を乗せれば、見かけもグッと良くなります。

唯一欠点があるとすれば、筐体の振動を音作りに使っている機器との相性の悪さです。このような製品をウェルフロートボードに乗せると、振動が完全にキャンセルされ「製品の味わい」が薄くなることがあります。このような場合には「ビートボード」をお使いください。味わいを濃くできます。

○ウェルフロートボードの詳しい説明

オーディオ機器のは、前後左右対称に振動します。これは「振り子」が「元に戻ろうとする」のと同じ原理です。

エアフロートボードは「ゴムが変異するときのエネルギー分」だけ、振動を取り去ることができず、設置した機器には「ゴムの響き」が付いてしまいます。マグネットフロートボードは「近いと強く、離れていると弱く」なる磁石の性質で「振動が繰り返される」という問題があります。ウェルフロートボードは、板バネとワイヤーを組み合わせることで「共振点と摩擦抵抗のない理想的なフローティング」を実現します。過去のフローティングボードよりも音が良いのはそういうことだったのです。

AIRBOW - WFB-2129-18/A4(210×295mm・高さ約58mm/標準モデル/耐荷重18kg・1台)《JP》
AIRBOW
WFB-A4
AIRBOW
WFB-0190-2
AIRBOW
WFB-1515-4
AIRBOW
WFB-4549HD
295x215mm、耐荷重18kg350x450mm、耐荷重90kg400x600mm、耐荷重150kg450x490mm、耐荷重150kg
一番小さな、WFB-0115-1とこのA4モデルは、「樹脂成形」材料を使って量産することで、価格を下げています。
ウェルフロートボードの特長として「ボードの材質が音質に反映しにくい」という特長があるので、MDFを使う上級モデルに遜色ない音質が低価格で実現しています。
WFB-0115-1とWFB-A4モデルは、小型スピーカーだけではなく、PCやサーバーに使っても大きな音質改善効果を発揮します。
最大耐荷重90kgを実現した、MDF製ウェルフロートボードです。
トールボーイ型スピーカーからスピーカースタンドの台座として、もちろんCDプレーヤーやアナログプレーヤーのボードとして、あらゆるシーンで活躍します。
ブルーレイプレーヤーやHDDプレーヤーなどに使うと、音質だけではなく画質も改善するので不思議です。
プロジェクターに使うと、映像の色が濃く奥行きが深くなります。
最大耐荷重150kgを実現した、縦長サイズのMDF製ウェルフロートボードです。
大型トールボーイ型スピーカーやフロア型スピーカー用のボードとして開発しました。
強化バネを使っているので、荷重90kg製品で「スピーカーがゆらゆらして感じる」時などにお使い頂ければ、揺れが止まります。音質改善効果は、90kg品と変わりませんが、スピーカーの重量が50kg以下程度なら90kg品の方が音質改善効果が高くなることがあります。
最大耐荷重150kgのMDF製ウェルフロートボードの表面に特殊な「滑り止め塗料」を塗布して音質を高めたモデルです。
WFB-0190-3との比較では中高音の透明感とメリハリ感、低音の力感と重量感に明らかな違いがありました。
価格が高いのは、表面に施した特殊塗料の塗布費用がかなり高額なためです。この塗料のため、表面は艶なしになっています。価格差を考えると、標準モデルで十分だと思いますが、最高の音質を望まれるなら、迷わずこちらをお求め下さい。
¥19,000(1枚)¥39,000(1枚)¥46,200(1枚)¥46,200(1枚)
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ウェルフロートボード効果の検証ビデオ

すべてのウェルフロートボードはこちらからご覧いただけます

1. JBL S3900を使って、スピーカーボードの音質比較を行いました。

その他のセッティングビデオはこちらからご覧いただけます。

ウッドボード

強度の高い集成材の表面に10mm厚のウォールナットを張り込んだ、響きの良いボードです。TannoyなどのVintageスタイルフロア型スピーカーにベストマッチします。特注サイズも承ります。

AIRBOW
WOOD-BASE/42×47
AIRBOW
WOOD-BASE/47×52
AIRBOW
WOOD-BASE/52×72
70mm厚、42x47cmサイズ70mm厚、47x52cmサイズ70mm厚、52x74cmサイズ
高級スピーカーのキャビネットに使われる「高密度合板」の表面に「10mm厚のウォールナット無垢板」を張付け、キノコ状の「滑り脚」を取り付けた木製オーディオボードです。
そもそもは「Tannoy Prestige」や「QUAD ESL」のために開発したボードですが、JBLなどの各種フロア型スピーカーや、トールボーイ型スピーカーに使うと「スピーカーの響きの厚みと音色彩感」が向上します。塗装をしない、オイル仕上げです。受注品なので納期が3週間ほどかかります。
¥19,400(1枚)¥23,700(1枚)¥26,900(1枚)
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ビートボード

ウェルフロート・ボードの登場により、難しい「スピーカーの位置調整」を行わなくても、十分な明瞭度と音の広がりが得られるようになりました。またこのボードは、レコードプレーヤーやCDプレーヤーの音質改善にも大きな効果を発揮しました。しかし、100kgに近い重量級のスピーカーや一部のアンプにウェルフロート・ボードを使うと「重低音」が僅かにふわりとして感じられる事がありました。

そこで私は、フローティングとまったく逆の考えでボードを開発することにしました。ウェルフロート・ボードの考え方は、スピーカーや機器に発生する振動を「ボードが動くことでキャンセル(打ち消す)」というものですが、違う考え方とはスピーカーや機器が発生する振動を「音楽に変換する」という考え方です。Quadraspireなどのラックも同じような思想で作られていますが、素材と形状を吟味しコストをかけて作ったBeat Boardは比べものにならないくらい大きな音質改善効果を持っています。

このボードを使うことで音質は飛躍的に向上します。楽器の音色はより濃く鮮やかになり、音の密度も向上します。ウェルフロート・ボードが実現した「開放感」とはひと味違う「高密度で濃厚な音」をビート・ボードは実現します。ただし、スピーカーに使う場合にはレーザーセッターを使う精密なセッティングが必要になりますので、ビート・ボードはアンプなどオーディオ機器の置き台としてご活用下さい。

このボードを使うだけで、オーディオ機器が「楽器」のように鳴り始めます。価格は高いですが、それだけの価値がある逸品です。真空管アンプに使うと、特に素晴らしい効果を発揮します。

AIRBOW Beat boardAIRBOW Beat Rack
105mm厚、50*60cmサイズ棚板サイズ、50*60cm
AIRBOW Beat Rackの棚板とベースユニット(脚)、Metal Base Kingを組み合わせた「直置き」専用のボードです。響きの良いバーチ材と、鉛フリー真鍮削り出し脚、鉛フリー真鍮スパイクベースの豪華な組み合わで実現する「肉感・色彩感溢れるサウンド」は、リジッドタイプのボードでは、どのボードよりも優れています。
お客様から「奇蹟のボード」という感想も寄せられました。
貸出試聴機あります
Tiglon TMRシリーズラックに、AIRBOW Beat LegとMetal Base King を組み合わせた、究極の高音質ラックです。高価なオーディオボードを棚板に追加する必要なく、究極の高音質が「ラック」の買い換えで実現します。
もし、これから最高級のオーディオセットを楽しみたいとお考えなら、このラックを外すことはできません。
貸出試聴機あります
¥67,800(1枚)¥108,000(2段)~
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